アメリカの大排気量のV8もオイルショックや環境問題と無縁でいるわけにもいかず、いろいろと燃費をよくする試みがなされてきました。その一つがオーバードライブです。
3rd,4thのF-bodyには700R4、4L60Eと言ったATが搭載されていますが、このATの一番の売りは0.70のオーバードライブです。ここまで思い切ったオーバードライブを積んでいる車はあまり見たことがないし、そんなオーバードライブを存分に使えるエンジンもアメリカンV8以外にはないでしょう。
4thのMTモデルでは燃費を改善するために強制的に中間ギアを使えなくしてシフトアップさせるなんていう装置もついているみたいです。もはや手段を選ばずという感じです。(これについては実物を知らないので、詳しい人がいたら是非教えてください。)
おもしろいところではコルベットC5の6MTのギア比も興味深いです。通常は1速よりは2速、2速よりは3速の方が最高速が伸びるのが普通です。しかし、C5の最高速は6速ではなく5速です。つまり6速は、純然たる燃費対策のギアなんです。昔のミッションと違い今のミッションは変速段数も多くなりました。こういう思い切ったトップエンドギアを装備して欲しいと思うのは私だけでしょうか?
先日SKIに行ったときに、某欧州混血車で行ったのですが、巡航速度120km/h前後でエンジンの回転数は3000rpm。これではイライラもするし、うるさいし、何かと神経が疲れます。そんな時に、「あぁカマロは100km/hで1450rpmだったかなぁ?ってことは120km/hなら1700rpmくらいかぁ。」とか「C5の6速だったら静かなんだろうなぁ。」と必ず考えずにいられません。やはりアメリカという国は本当の巡航がある国なんだなぁと思います。
僕は車を選ぶ時には、0-60mph加速と65mph時のエンジン回転数を重視して選びたいです。
たしかに100km/hなら1500rpmも無かったですね。その余裕を一番感じることができるのは,高速なんかでチンタラと危ない走りをしているオヤジの車を,太いトルクで一気に150km/hまで出して抜き去る瞬間です。一瞬だけ飛ばすために普段は静かに走るのは気持ちのいいことです。
Posted by: tesa at 2005年02月28日 23:07日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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