2005年06月16日
テスト投稿
これはテスト投稿です。
一方、ナショナルズを追う地区2位のフィリーズは、デトロイト・タイガースからウーゲット・アービーナ投手の獲得に成功した。チームにはビリー・ワグナー投手という計算できるクローザーがいるものの、セットアッパーのティム・ウォレル投手が故障で出遅れたことで、リリーフ陣は手薄な状態だった。抑えとして実績のあるアービーナの加入は、フィリーズにとって大きなプラスとなるのは間違いない。
しかしアービーナは、タイガースがオフに昨季まで通算316セーブのトロイ・パーシバル投手を獲得して以来、クローザーを譲るならトレードしてほしいとリクエストしていただけに、フィリーズでセットアッパーの役割を素直に受け入れるかどうかは微妙。それでもフィリーズのエド・ウェイドGMは「獲得を見送るには、あまりにも良い投手」ということで、アービーナの獲得に踏み切った。
フィリーズはここ数年、ナ・リーグ東地区で最もポストシーズン進出の可能性が高いチームと言われてきたが、それを実現できないまま今シーズンを迎えている。それだけに6月のトレード敢行は、首脳陣の「今年こそ」という意気込みの表れでもあった。また、この2球団とペナント争いを繰り広げるアトランタ・ブレーブス、フロリダ・マーリンズ、そしてメッツも、このまま黙っているはずはない。トレード期限までに、この2チームに対抗する動きを見せることは確実だろう。