交通網
先日、日本最大との呼び声もあるジョイフル本田の千葉ニュータウン店に視察に行った。
千葉ニュータウンというが、つまり千葉市から離れた何もないところである。英語で言うとmiddle of nowhereって奴だ。
しかし、じつはココ、東京都心部まで40Kmとか45Kmとかそれくらいの道のりでしかない。
私が何を言いたいかというと、アメリカならごく普通の通勤圏なのだ。ところが、日本だと田んぼだらけの何にもないところになってしまう。この距離が通勤圏になれば、もっと多くの人が一戸建てに住んだり、安く持ち家を手に入れたりできるのに。不便な生活や狭い家を全て仕方のないこと、日本は狭く人が多いからと思って諦めている傾向があるが、実は違う。
フリーウェイが整備されて、駐車場が整備されて、道路行政がきちんと機能していれば、もっと多くのエリアが生活圏になり、十分人間的な広さの家に住むことができる。それを鉄道だけに頼るためにエリアの展開ができず、個々に対応ができず、住めるエリアを狭くしているのだ。
みんなが車で走ったら、環境に良くないという声もあるかもしれない。たしかに良くない面もある。しかし、慢性的に渋滞して止まっているのに排気ガスを出している状態は全く何の役にも立っていない。それよりはスムーズに流れる交通を作って広いエリアに住んだほうが環境負荷は減るのではないだろうか。
東京50km圏が全て都心への通勤圏、それも快適に30分程度で済む通勤圏になったら、だいぶ良いと思うのだが。