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ネットと国境線

DVDコピーソフトの米321 Studiosが営業を停止

こちらのソフトDVD X COPYは、プロテクトのついたDVDが1クリックでコピーできるのが売りのソフトです。営業停止に追い込まれるのは最初からある程度予見できたので、買えるうちに買ってしまえと買いました。
しかし、インストールするたびに、ネットで発売元のサーバーにアクセスしてアクティベーションするのです。購入したときについているIDとパスワードでのアクティベーションは3回くらいで終了し、それ以上の回数をアクティベーションするときは、コミュニケーションが必要なようになっています。

上記記事の中にも触れられていますが、同ソフトには日本語版もあります。しかし、日本でCSSプロテクトを外すことは違法ですから、日本版にはプロテクト回避機能はありません。それだけだったら売れるわけが無いソフトです。
確認したわけでは有りませんが、私の収集した情報によると、日本語版にもIDとパスワードがあり、それがアメリカ版にも使えるようなのです。つまり、アメリカ版のアップグレードをダウンロードして、日本語版のIDパスワードでアクティベートできるわけです。もっと簡単に言えばアメリカ版をダウンロードして使えるということです。ですから日本語版を買ったユーザーはプロテクトの入ったDVDもコピーできるわけです。
日本語版はプロテクトを解除できません。これは国内法で禁止されています。抵触する海外のソフトを輸入して日本で売るのも違法でしょう。しかし、海外のサイトにあるソフトをダウンロードして使うことを制限できるでしょうか?全てのネット通信を傍受、監視してダウンロードした人間を捕まえる?非現実的です。それをやったら中国か北朝鮮になってしまう。そう考えると実質的に制限できません。幸か不幸か日本人は英語が苦手&外人アレルギーのために、海外と直接取引きしてしまう人があまり多くないから、止まっているだけです。物質なら税関で検査できるが情報ではどうしようもない。さらに買ったり支払ったりを国内版で代行したら、もはや制限は無いも同然になる。
そう考えると、実効性のない国内専用の規正法はあまり良いことではない。全世界的に同一の価値観をもって規制できること以外は、一国主義で規制しても効果がないだろう。

ちなみにこちらのソフトは、自分の持っているDVDのバックアップを取ろうということを大義名分にしている。コピーしたDVDにはコピーしたDVDであることを示す画像が入るし、再コピーはしないようになっている。高いDVDを買って、読めなくなったときに無償交換してくれるわけでもないのだからバックアップは当然の権利だ!という主張を最初は冷ややかに見ていました。コピーソフトを売るときのよくある大義名分だからです。しかし、友人から子供が高価なディズニーのDVDを自分ひとりで見るときに粗末に扱うために読めなくなるという苦情を聞いたときに、たしかにバックアップソフトは必要なのかもしれないと思いました。CDもDVDも出るときは魔法のメディアのように言われていました。劣化しないと言われたものです。しかし、現実には劣化が問題になるようになりました。バックアップは本当に必要なのかもしれません。ちなみにプロテクト入りのDVDもバックアップはできます。(技術的に) しかし、それをここで書くと逮捕されるかもしれないので紹介は致しません。海外にいる時に投稿しても幇助で捕まるのかな?

目下の疑問、僕のDVD X COPYのアクティベーションは今後どうなるのだろう。。。。。。。


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