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August 11, 2004

日本版ロースクール入試報告1

日本でも司法試験の体系がかわり、法科大学院(日本版ロースクール)を終了して受験する形になるらしい。
法科大学院では統一適性試験というものがあり、その点数とその他の資料に基づき合否が判定される。法学部を出ている必要はなく、法学既習者の場合は上記に加えて法学に関する試験も課される場合が多いようだ。
おおざっぱに言えば、法学部出身の人は法学+適性試験+αで入試、定員はたいていの場合学年の2/3強、履修期間は2年。法学部じゃない人は、適性試験+αで入試、履修期間は3年。両者とも終了すると新司法試験の受験資格が与えられ、合格者の人数の見込みは1500人くらいを目指す予定。法科大学院の定員から行くと50%弱の合格率になるのかな?

いろいろと法治に物申すこともおおいし、身をもって日本の司法の苦い部分も味わったし、今後その需要が増すことも確信がもてるので、とりあえず受けてみることにしました。今にして思えば去年受ければ良かったんだけど、とりあえず去年は仕事も忙しかったので今年から。

統一試験では、点数が受験者のところにやってきて、何点なのかわかるので、全受験者中の自分の位置もわかる。そうすると大体合格できるかどうかもわかってくるわけだ。統一試験といいつつ主催者が2ヶ所あって、日弁連と大学入試センターがそれぞれ試験を行っている。大学入試センターの方が優勢で、これを必須とする大学院の方が多数となっている。

目標としては、全国順位で2ケタと大きく出たのだが、やっぱり10年以上頭使わない生活していたのでダメでした。
日弁連主催の方は、12249人中232位 
大学入試センターの方は21298人中653位
と散々な結果に。(涙)

最近ずっと英語の試験ばっかりで、満点が取れない試験になれすぎて、しっかり満点を狙うタイプの受験がうまくできなかったことが大きな原因なのだが、やっぱり真剣に受験しないとダメだということで、反省。

せめてもの救いは科目別なら満点のもあった(つまり科目別では一応全国一位だ(^^ゞ )ことくらい。

あまり成績が良くない僕が言うのも難なんだが、試験の質が今一つ良くない。少なくとも、賢い人だけを対象にした試験としては、出題者の知能レベルがちょっと足りない気がする。法学に携わる人がそれだけいい加減なのかもしれないが、仮にも試験ならある程度以上の人が落ち着いて考えれば全員納得いく位の明確なロジックが成り立っていなければならないと思うのだ。受験のプロの予備校の講師が頭をつきあわせて考えても答えが一つに決まらなかったような問題は良問とは言えまい。

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