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September 02, 2004

国籍と民族の違い

外国籍職員の昇任試験拒否、大法廷で憲法判断へ 最高裁 - asahi.com : 社会

こういう話が出るたびにうんざりする。日本国籍をもっていることによる利点がなかったら、なんで日本国籍にとどまらなければいけないのだろう?
外国籍でも公務員になれて、外国籍でも選挙権があって、外国籍でも首相になれて、・・・・・とでもしたいのだろうか?
憲法もそもそも日本国籍を持つ人のためにあるのであって、人道的に外国人に対しても基本的な人権を認めることはあったとしても、就労や滞在などで国籍差があるのは当然のことだ。
日本に永住し、日本政府と日本国に忠誠を尽くす人間でなければ公務員になるべきではないし、それを示すために国籍や帰化といったことを求めるのも当然のことだと思う。
そもそも民族と国籍は別物であり、国籍は自分の帰属する集団を示すものとして考えるべきだ。諸外国への往来も容易になり移民も多い現在において、どの国家へ忠誠を誓うのか、どの国家に対してご恩と奉公の関係を結ぶのかということは流動的である。

移民で成り立っているアメリカにおいてすら、公務員の制限もあり、外国人に選挙権などなく、税制においても国籍差があり、シュワルツェネッガーも州知事にはなれるが大統領にはなれない、その上、外国人でも住んでいれば徴兵の義務があるのだ。

今や日本国民は天皇陛下の持ち物ではなくなったのだから、日本において日本人と同様の権利を得たいのであれば、国籍をまず取得することを求めても何らおかしくは無いと思う。それとも日本国民という立場は、「日本国民にはなりたく無いけど公務員にはなりたい」と言われて、「そうですよね。日本国民になりたく無い気持ちもわかりますよ。」と同情してしまうような立場なのだろうか?

投稿者 kid : September 2, 2004 08:53 AM

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