貨幣に対する信頼
“お宝”新札不正入手 日銀職員5人処分 前橋支店長ら4人も譴責
簡単に言うと、ゾロ目の新札を抜き取って、別なお札と交換していた。という事件。
たしかに紙幣は全て等価なものと法で定められ、番号が違っても法的価値は同じだから、盗みにはならないが、公金と自分のお金を同じ空間に持ち込まないなどのルールを破り、貨幣に対する信頼を揺るがせたという意味で、この程度の処分で良いのだろうか?という疑問が残る。
現在の貨幣は兌換制度を廃止して、純粋に信頼のみに基づいてその価値が作られている。発行銀行である日本銀行の内部において、内規に違反して銀行券を操作するということが行われたことは、信頼を揺るがすに十分足りうる事件であると思う。
バレても停職で済むのなら、バレない可能性も考えればもっと大きなことにチャレンジしても。。。。と誤ったメッセージにならないように、即刻懲戒解雇するべきだったのではないだろうか?一般企業とは違う、民間銀行とも違う、中央銀行で求められるモラルはそれくらい高くてしかるべきではないか?