いい時ばかり
日経によれば「素材の調達難から完成車の生産が停止するのは日本の自動車産業の歴史の中でも初めて」なのだそうだ。
さて、こんな時にはゴーンさんの名前は出てこないのかなぁ????
部品納入先を絞り込んで、大ロット化してコストダウンした時は、みんな拍手して褒めていたんじゃなかったかなぁ?
そのコストダウンの裏側にはこういう危険があることは誰も指摘しなかったなぁ。そしていざ生産がストップしたら、まるで天災扱いでお咎めなしか。いい御身分ですねぇ。
ほんとのことを言えば、原因はそれだけじゃなくて、製品の規格書に行間があるからなんだけどね。つまり、unwritten standardがあるから、他から調達することができないんだよね。
それはさておき、年が明けたら増産するからそれで帳消しな訳はないのが当たり前。売れるときに売っておかないとあわてて増産した頃は値引きしなきゃ売れない車になっているんじゃないの???
とにかく日本的商習慣にも悪いことばかりじゃなくて、どんなことが起きても安定供給を確保するという意味合いでのコスト高もあったのに、それには触れずにコストカッターだけを褒めるのはちょっとおかしいってこと。