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January 16, 2005

一兆円稼ぐ韓国企業

サムスン電子、純利益1兆円超える・2004年決算

社説2 サムスン、1兆円利益の衝撃(1/15)

サムスンが100億ドル(1兆円)企業の仲間入り。IT関係業界TOP,製造業全体で見てもトヨタに次ぎ2位、企業全体で見ても10傑に入るらしい。

しかし、それよりもっと驚いたのが売上高利益率だ。
売上高が58兆ウォン、営業利益が12兆ウォン、つまり、利益率が20%強もある。それで利益が1兆円だ。韓国企業というと薄利多売のイメージが強かったのだが、全体でこれだけの利益率を出すということは相当おそろしい相手と感じた。

某経済番組のコメンテーターは、「日本企業も技術では劣っておらず、最先端の高利小量製品でやっているため利益が少ないが、サムスンは二匹目のドジョウをたくさん売って稼いでいる」みたいなコメントをしていたが、この利益率を見る限り的外れなコメントだと思う。2匹目のドジョウで20%の利益率は得られまい。日本の技術も劣っていない、これは多分ほんとだ。もうすぐ抜かれるかもしれないが、今はまだ僅差で勝っているか、せっているくらいだろう。では何で負けるのか?それは明白だ。マネージメントだ。ものすごい学歴競争を戦っている韓国人の中でも、ものすごい競争を勝った人間が入社し、さらに年功序列で安穏としていられない現代風の人事システムで戦っているサムスンの管理職と、何もできない上に年をとって柔軟性を失って競争からも遠ざかっている日本企業の管理職とでは、どちらの舵取りが優位かは言うまでもあるまい。
日本企業が外国に買収された時に、技術、顧客、許認可、に価値があっても、マネージメントに価値があったケースなど1件もない。

今年の正月には韓国人の友達からEメールをもらった。僕のことをいつもブラザーと慕ってくれている彼が、サムスンからも内定をもらったと書いていた。思っていた以上に成長しているのかもしれない。

投稿者 kid : January 16, 2005 05:28 PM

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