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March 23, 2006

WBCとカナダで感じたこと

ちょうどカナダに遊びに行っていたので、時差なくWBCを見ることができました。(そんなに熱心に興味があるわけではないが、決勝となれば見る気にもなるというもの)キューバが大砲ぞろいであることは明白だし、最後まで不安は少し残ったものの、比較的楽しめる点差のリードを守ってくれたので、リラックスして観戦出来ました。どちらかというと、カナダのメディアはどういう視点で伝えるか?に興味があり、解説をずっと聞き込んでいましたが、いくつか面白い発見がありました。
日本の学校でテスト中に教師がTVを見ていた話もしっかり紹介されていました。しかも、かなり詳細にいたるまで。。。。この教師、国の恥だからどっかに島流しにでもしてくれ!あー恥ずかしい。昼休みに生徒と一緒に見てたとかなら、ハートウォーミングかもしれないが、テストさせながらってのは教師になる資格なしだと思う。こういう子供より子供な教師のせいで散々迷惑する生徒がかわいそうだ。
長島と王の話も出ていて、当時はその二人くらいしか世界に通用するレベルのプレーヤーがいなかったが、今はたくさんいるという話。その中で、王はワールドレコードホルダーであることがかなり尊敬を持って紹介されていた。また、王監督はOh!ではなくてOh-sanかSadaharu Ohと呼ばれていた。確かにOhだけだとわかりにくい。球場や野球の質などで見方が違う人もいるようだが、生涯本塁打記録は立派だと思う。薬物や不正にたよって短期間に量産するよりも、最後まで継続して好成績を維持できることの方が尊敬に値するだろう。今でこそイチローがいるが、はるか以前に世界に通用するプレーヤーとなった王は改めてすごい人だと思った。ちなみに彼は台湾人なので、外国でプレーしたといえば外国でプレーしたわけだ。閉鎖的な日本の社会で苦労も多かったことでしょう。
キューバのホームゲームという状態になっていたことや、アメリカがいないゲームに多くの観客と高い視聴率があることについての言及も興味深い。アメリカNo.1主義には、多くの国とアメリカリベラル派はかなり批判的な視点をもっているわけだが、それを差し引いても野球というスポーツを好きな人も多いという事実を突きつけた形になったようだ。(MLBファンの多くは地元チームのファンであって、野球が好きなわけではない。そのチームの野球やその球場の野球が好きと言うほうがより正確)

短い休暇を過ごしたカナダは、あいかわらずアメリカに比べるととても良いところなのは変わらないのだが、最近はやはりいろんな問題があるらしい。簡単に言えば中国人とインド人の移民がカナダの治安や文化を破壊しているようだ。香港返還で中国よりもカナダを選んだ移民はお金に物を言わせてカナダの不動産を買いあさりバンクーバーの景色を大分変えてしまった。インド系のギャングが相当幅を利かせていて、昔は殺人や強盗が珍しかった治安も大分変わったらしい(とインド系カナダ人の友達が言っていたので本当なのでしょう)。カナダのパスポートを持っているのに英語ができない人口も多いし、インド人の英語はカナダの英語とはかなり違う。カナダの英語はアメリカンアクセントだが、ワードチョイスはかなり丁寧で礼儀正しい。対してインド人はイギリス系のアクセントだが文法や単語はめちゃくちゃで、客に向かって「お前、これ2つ買う?」みたいな感じである。
WBCでも韓国系の観衆の異常さが目立ったが、韓国人、中国人、インド人に共通しているのは、移民した先の文化に敬意を全く示さないこと、そこの文化の中での良き市民になろうという気が全く無いことがあげられる。これは完全な価値観の違いで、善悪ではないのかもしれないが、多くの国の人にとっては受け入れられないものである。しかも、なお悪いことは良き市民はそんなむちゃくちゃな人たちがいるということを想定していないので、そういう破壊に対する備えが全くないことが多い。日本はまだ島国だし移民に否定的だからマシな方で、オープンゲート政策のカナダはかなり大変なことになっているようだ。ほんの5年か10年前までものすごく治安のいいところだったのに、今ではそうも言っていられなくなったらしい。

シカゴにきたら、カナダより大分寒かった。(ーー;)

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