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March 29, 2006

いじわるするつもりじゃないけど

asahi.com: 比女性の子の国籍認める 東京地裁、国籍法は違憲と判断?-?社会

今でさえ偽装結婚などによる日本国籍取得が行われているのに、認知だけでよくなったらお金をもらって認知するビジネスが成り立ってしまうのではないかと心配。
日本人と成るからには日本的習慣や文化を持って欲しいという意味では昨年の日本人の親が一緒に住んでいることをもって判断した判決は良い判断だと思うし、生物学的な血統主義に拘るならDNA鑑定などを条件にしてもいいと思う。
父親が、この子は私の子ですという言うだけで、子供が日本国籍を取れると知れたら。。。。。中国あたりから大挙して渡ってくることになりはしないだろうか。。。

そもそも生活様式の変化とかで法律婚を尊重する姿勢を緩めてしまうのであれば法律婚って何のため?誰のため?という話になる。特に夫婦が共に働いている場合に日本の法律婚はメリットが少ないことを考えると。。。じゃ、いっそ法律婚なんてやめたら?と言いたくなる人もいるのではないだろうか?

ちなみに単純に疑問に思っているのだが、法律で一夫多妻を認める国で複数の妻を持つ人が他の一夫一妻の国に行った場合、妻の扱いはどうなるのだろう?
たとえばアメリカでは配偶者ビザというものがあるが、インドネシアで4人の妻を持つ夫がアメリカに転勤になりビザを申請した場合、妻4人全員にビザはでるのだろうか?

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March 27, 2006

移民政策を間違えないために

asahi.com:全米で不法移民対策に抗議デモ ロスでは50万人?-?国際

アメリカでは移民政策に対する大規模デモが発生した。大統領が単純労働をする移民に対して一時的な合法化を計りつつ、登録に載らない移民については厳罰化する方針を表明したのに対し、議会は強攻策のみの採用を主張しそれが下院を通過したからだ。
不法移民が国内に滞在することを明白に違法行為として取り締まり、不法移民と知りつつ雇用することを禁止する法案であるから、当たり前すぎるほど当然のことを当然に処するだけなのだが、これに対してものすごい反発が起きてデモとなった。
ここで注目すべきなのは、不法移民ならびにそのサポーター達の価値観である。アメリカは比較的オープンな移民政策を取り、合法的に労働ビザをとって働きに来ることができるし、そうしている人も多い。しかし、不法移民をしている人たちには移民政策に関する遵法意識というのはあまりない。日本人の感覚であれば、法律に違反して入国して滞在していながら白昼堂々とデモに出てくるというのは理解できない感覚だろう。また国の側も真剣に取り締まっていないのもまた事実だ。つまり、ルールは多少自分に不利益があっても100%守るように最大限努力するという感覚は全く無いのだ。最大限どころか少しもないかもしれない。法律は守るべき、習慣は守るべき、ルールは守るべき、という日本人の感覚を常識と思うと痛い目を見る。
法律に違反している人は犯罪に相当するから取り締まるという法案に対してこの騒ぎである。いちど手綱を緩めてしまうとどうなるかという良い例だろう。日本人と同じ常識を移民に期待してはいけない、そういう事例を日本の入国管理も十分学習しておくべきだろう。
また、現在不法滞在中の人間に対して、出頭すれば一時的に滞在労働できるビザを発給するという大統領案に対しては、合法移民と非合法移民という階層をつくりセカンドクラスに対して差別が発生する可能性があるという意見もあった。ここは大いに注目すべき話題で、我々は本当にセカンドクラスの発生を悪とするのか?ということを真剣に検討する必要があると思う。
CNN.co.jp : UAEのアジア系労働者が暴動、低賃金などに怒り ? - ビジネス
これなどは、良い例だと思う。ドバイの人にしてみたら、低賃金で働くというから雇ったのに何を言ってるの???という気持だろう。実に人口の75%が外国人という状況ではドバイ人側にも危機感が起きていることだろう。低賃金で働くというから自国人じゃなくて外国人を雇ったわけで、それが賃金が安いと不平を言って自国人と同じ待遇を要求するくらいなら最初から雇わないだろう。同じ権利や同じ待遇を要求し始めたら雇いたくないし、人口の4分の3を占めるに至った外国人労働者に同じ待遇を与えたら完全に国が乗っ取られてしまうだろう。実際、旧英連邦を中心にインド人による国乗っ取りは各地で発生している。たとえば、トンガ、ナウルといった島国でもクーデター騒ぎになったし、カナダ、シンガポールなども乗っ取りまで行かなくてかなりの浸食を受けている。じっさい自分の国で外国人労働者に同じ待遇を与えることを望んでいるだろうか?きれいごとではなく、真剣に考えて、国が乗っ取られても構わないというのでなければ、きちんと階層を守り防波堤を作って受け入れるべきだと思う。アメリカという移民国家の作ったスタンダードを旧世界がありがたく受け入れる必要はないし、アメリカにおいては人種に変わって貧富で階層を作っているわけで、そちらの区別を採用する覚悟がないなら人種や国籍による区別を守ることに何らやましさを感じる必要は無いと思う。
特に、1世の移民はまだいい。労働条件がきつくても、周囲の人に比べて貧しくても、もっと貧困でもっときつい自分の母国よりはマシと思えるから。しかし、2世以降になれば、その最悪の母国の印象は全く無く、周囲の繁栄との比較しか行われない。そうなれば発生するのは憎悪だけになる。最近のフランスの暴動はこのパターンで、フランス人からしてみたら「今の待遇を承知で移民してきておいて何を今さら文句を言うの。まして不満を暴力で解決するなんてとんでもない。」となるが、世の中のほとんどの移民産出国の文化では、暴力による待遇改善要求が当たり前に存在している。日本とは違い不満を大げさに騒ぎ立てることが是とされている文化も多いのだ。比較対象が母国での辛い生活のうちは、「アメリカ万歳、アメリカは富を与えてくれた。」になるが、比較対象が周囲の豊かな生活になれば、「我々が働いているから生活が成り立っているくせに自分たちだけ良い生活をしてけしからん。」になる。
自分が快適で楽に良い生活をするためには、それを支える低賃金労働者が必要で、全員が幸せという事態は論理的に有り得ないことを肝に銘じて、日本には慎重に労働者受け入れを検討してもらいたいものである。

労働目的の滞在は許可しても永住は許可しない。永住を抑止するために家族の呼び寄せは許可しない。同じく不動産などの取得も許可しない。日本語による意思疎通が出来ない労働者も許可しない。少しでも犯罪に関わったら即永久追放。とにかく日本に永住する権利があるとは絶対思わせない。そのかわり外国送金分については税額控除を設ける。とか、そういうコントロールが必要なのではないだろうか?

だって、見た目も習慣も考え方も何もかも違う人間が自分たちと同じ権利、待遇、水準で幅を利かせてたくさん周りにいたらほとんどの日本人は耐えられないでしょ?

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March 25, 2006

対処療法よりも

みずほ銀:おれおれ詐欺半減 払い戻し限度額引き下げで-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

なんのことかと思ったら被害者がみずほというのではなく、加害者がみずほを受け取りに使うことが減ったのだそうな。しかし、そもそもみずほを犯人側が利用できることがおかしくないか?
偽名口座が存在するということになる。本人確認が出来ている口座なら、使った時点で口座の持ち主を捕まえればいいわけだから、口座の名義人が不一致、もしくは架空の人物になっているということになる。これがそもそもおかしい。
善良な市民に対しては不便を強いてでも名義確認を強行しているのに犯罪者は名義確認されていない口座を使えていることになる。所有者の身元がわからない口座は全部停止して、口座を他人に使わせて犯行に利用された場合は口座名義人も従犯や幇助で逮捕することにすればそもそも振込みによる犯罪はできないのではないか?

他人の善意につけこむこの手の犯罪に対しては最強攻策をとってでも厳罰に処するべきである。なぜなら治安の崩壊の最も大きな原因となるからだ。

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宗教は何のため?

米国:イスラム改宗者への死刑問題で、アフガンに介入-米国:MSN毎日インタラクティブ

”同国のイスラム法では、キリスト教への改宗は極刑に当たる”と書いてあるが、他の宗教なら少しは軽いんだろうか?
いずれにせよ、同国の法律でそうなっているなら、被告は同国に帰るべきではなかったね。
それにしてもイスラム教徒はこんなにキリスト教徒を嫌っているのに、”クリスチャンなんたら”って名前の団体がイラクに行くのはどうかと思うんだが。。。。いくらイラク戦争反対でもねぇ。。。(これは昨日開放されたイラクの米国人人質の話だけど)

今こそ、遠藤周作の「沈黙」を読むとき?

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March 24, 2006

刑務所の"別荘”化

asahi.com: 受刑者が出す手紙、親族以外も原則容認 最高裁が初判断?-?社会

刑務所に入っている人はどんな人だろうか?ということに全ては依存するのだが、この調子だとアメリカのように「快適な」刑務所作りになりかねない気がする。冤罪で入ることを想定すれば快適な方が良いのだが、それ以外の場合はたいてい量刑が軽すぎるくらいのことが多いのに、どんどん便利にして良いのだろうか?
日本の刑務所が懲罰を与えることによって更正させる場所というスタンスをとっているのに対して、アメリカでは社会に存在して欲しくない人間を隔離する場所という意味合いも時々見られる。懲役500年とかそういう奴は完全にこのパターン。そのため、社会のために戻ってきて欲しくないから閉じ込めて置くけど、それだけじゃ悪いから出てこない分には快適に過ごしてもらってかまわないよって節も見られる。郵便や読書やTVなどの自由もあるようだ。
閑話休題、郵便を誰にでも出せると困ったことが起きる。アメリカでの事例だが、刑務所で暇で暇でしかたがないと、色んな発想が生まれるらしく、時として自然を超越することを思いついてしまうようだ。そして、その道の権威や研究者、あるいは出版社にその発想の成果を手紙で報告してくる。たいていそういうことをしてくる人は人を殺したりして数十年くらい入っている人が多いので、その報告を無碍に扱って恨みを買ったりしたら、もしかしたら後々出てきちゃうかもしれないから、ゴミ箱に捨てるわけにもいかない。うちの兄がバークレーにいた時は、永久機関の発明が刑務所からやってきて、たらい回しにされた挙句、返事を書かされるはめになったとか。今月のMotor Trendにもピストンの上下を磁石ですればガソリンが無くてもエンジンが動くという大発明が矯正施設の読者から送られてきたというのが紹介されていた。日本でも誰にでも郵便を出せることにすると起きるんだろうなぁ。。。きっと。狭い国だし、すぐに出てくるから嫌だよなぁ。。。。ほんと。

冷暖房完備、三食昼寝付き、TV,電話、インターネット、娯楽施設付き、医療サービスあり、家賃格安、国の認定を受けた従業員が皆様のお世話を致します。ただし、退所時期は選べません。なんてなる日も近いかも。

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March 23, 2006

WBCとカナダで感じたこと

ちょうどカナダに遊びに行っていたので、時差なくWBCを見ることができました。(そんなに熱心に興味があるわけではないが、決勝となれば見る気にもなるというもの)キューバが大砲ぞろいであることは明白だし、最後まで不安は少し残ったものの、比較的楽しめる点差のリードを守ってくれたので、リラックスして観戦出来ました。どちらかというと、カナダのメディアはどういう視点で伝えるか?に興味があり、解説をずっと聞き込んでいましたが、いくつか面白い発見がありました。
日本の学校でテスト中に教師がTVを見ていた話もしっかり紹介されていました。しかも、かなり詳細にいたるまで。。。。この教師、国の恥だからどっかに島流しにでもしてくれ!あー恥ずかしい。昼休みに生徒と一緒に見てたとかなら、ハートウォーミングかもしれないが、テストさせながらってのは教師になる資格なしだと思う。こういう子供より子供な教師のせいで散々迷惑する生徒がかわいそうだ。
長島と王の話も出ていて、当時はその二人くらいしか世界に通用するレベルのプレーヤーがいなかったが、今はたくさんいるという話。その中で、王はワールドレコードホルダーであることがかなり尊敬を持って紹介されていた。また、王監督はOh!ではなくてOh-sanかSadaharu Ohと呼ばれていた。確かにOhだけだとわかりにくい。球場や野球の質などで見方が違う人もいるようだが、生涯本塁打記録は立派だと思う。薬物や不正にたよって短期間に量産するよりも、最後まで継続して好成績を維持できることの方が尊敬に値するだろう。今でこそイチローがいるが、はるか以前に世界に通用するプレーヤーとなった王は改めてすごい人だと思った。ちなみに彼は台湾人なので、外国でプレーしたといえば外国でプレーしたわけだ。閉鎖的な日本の社会で苦労も多かったことでしょう。
キューバのホームゲームという状態になっていたことや、アメリカがいないゲームに多くの観客と高い視聴率があることについての言及も興味深い。アメリカNo.1主義には、多くの国とアメリカリベラル派はかなり批判的な視点をもっているわけだが、それを差し引いても野球というスポーツを好きな人も多いという事実を突きつけた形になったようだ。(MLBファンの多くは地元チームのファンであって、野球が好きなわけではない。そのチームの野球やその球場の野球が好きと言うほうがより正確)

短い休暇を過ごしたカナダは、あいかわらずアメリカに比べるととても良いところなのは変わらないのだが、最近はやはりいろんな問題があるらしい。簡単に言えば中国人とインド人の移民がカナダの治安や文化を破壊しているようだ。香港返還で中国よりもカナダを選んだ移民はお金に物を言わせてカナダの不動産を買いあさりバンクーバーの景色を大分変えてしまった。インド系のギャングが相当幅を利かせていて、昔は殺人や強盗が珍しかった治安も大分変わったらしい(とインド系カナダ人の友達が言っていたので本当なのでしょう)。カナダのパスポートを持っているのに英語ができない人口も多いし、インド人の英語はカナダの英語とはかなり違う。カナダの英語はアメリカンアクセントだが、ワードチョイスはかなり丁寧で礼儀正しい。対してインド人はイギリス系のアクセントだが文法や単語はめちゃくちゃで、客に向かって「お前、これ2つ買う?」みたいな感じである。
WBCでも韓国系の観衆の異常さが目立ったが、韓国人、中国人、インド人に共通しているのは、移民した先の文化に敬意を全く示さないこと、そこの文化の中での良き市民になろうという気が全く無いことがあげられる。これは完全な価値観の違いで、善悪ではないのかもしれないが、多くの国の人にとっては受け入れられないものである。しかも、なお悪いことは良き市民はそんなむちゃくちゃな人たちがいるということを想定していないので、そういう破壊に対する備えが全くないことが多い。日本はまだ島国だし移民に否定的だからマシな方で、オープンゲート政策のカナダはかなり大変なことになっているようだ。ほんの5年か10年前までものすごく治安のいいところだったのに、今ではそうも言っていられなくなったらしい。

シカゴにきたら、カナダより大分寒かった。(ーー;)

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March 16, 2006

恐喝は密室で

asahi.com: 格闘技巡る恐喝未遂、暴力団幹部ら3人を処分保留で釈放?-?社会

加害者が否認しているからという理由で暴力団による恐喝が処分保留で保釈になるなら、暴力団は恐喝し放題だ。
一般市民に対しては、証拠が不確かでも平気で起訴するくせに、暴力団は野放しでいいんだろうか?そもそも、国が認定する反社会的団体の構成員であることから十分嫌疑があるとしてもいいくらいでは?
私が恐喝しましたっていう暴力団員だけのわけもないし、これでは実質恐喝されたら泣き寝入りしろと言っているのに等しい。
福岡で暴力団と闘った店も結局閉店に追い込まれたし、日本の警察や検察は暴力団は必要悪くらいの認識であるとみて間違いないだろう。
結局のところ、警察に告発でもしようものなら、仕返しでもっと酷い目に遭うことになるわけだ。
税金を払うだけ損なのね。

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March 13, 2006

日米のプロスポーツ差

asahi.com:判定覆り日本の決勝点消える、王監督抗議 WBC?-?スポーツ

SI.com - MLB - A-Rod delivers after disputed callfoils Japan - Sunday March 12, 2006 8:23PM

アメリカの報道でも 疑惑満点で報じられていますね。
ビデオで見る限り、タッチアップ成立に見えるとか。。主審はメジャーを失職してマイナーでやってるとか、行間からは誤審であると思っていることが伝わってきます。

しかし、結局、こういうこともあるのがプロスポーツということで収まっている。野球ではそんなには目立たないけど、フットボールなどではホームに有利な判定をするのは日常茶飯事だし、かなり偏った判定があるからホームのチームが有利なことは暗黙の了解。それでも勝つ位の大差をつけなければアウェイは勝てないのが当然という感じ。
それがアメリカのプロスポーツ。見に来ているホームの観客のためにプレーしているのであって、選手のために試合があるわけではないから。日本のプロスポーツ選手にはそういう意識は全くあるまい。(どっちが良いということではなく、アメリカで試合をする以上はこうなることは想定の範囲内だと思うべき。)アマチュアの延長線でスポーツを捕らえている日本の選手にはきつい洗礼となったことだろう。

日本でやるボクシングの試合で外国人が勝てないのと一緒ですね。それを不公平と見るか、興行と見るか、の問題です。アメリカでプロ野球は間違いなく興行。特に経済的成否が大きく評価を分ける第1回WBCでアメリカが危うく予選落ちしかかった後の試合だけに、アメリカを勝たせるためなら何でもしろと審判には大きな圧力がかかっていると見て間違いないでしょう。アメリカが優勝して興行収入が黒字にならないことには第2回ができなくなるし、スタインブレナーに笑われるから。

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March 11, 2006

もっと日本に誇りを持とう。

ITmedia D PCUPdate:“Origami”命名者らが明かすUltra-Mobile PC構想 (1/3)

新しいウルトラモバイルPCのコンセプトネームは 折り紙。
上記レポートによれば、最初は 俳句 にするつもりだったとか。
候補に上ったのが両方とも日本語であることに、アメリカにおける日本というものの受け止められ方が出ている。 簡単に言えば、everything Japanese is cool. なのだ。 
古くは戦国時代の金の流出、はたまた明治時代の古美術の流出、そして現代の技術や頭脳流出まで、日本というものの価値に日本人が気づかずに、どんどん財産を失っている。 もっと自らが高い評価を受けていることに誇りを持って、その評価を汚さぬように精進して、胸を張って日本人でいられるようになりたいものだ。

先日、友人と食事をした。彼女と夫が外国に行ったときに、「さすがに今日は疲れたから、現地料理じゃなくて、アメリカ風の物を食べよう。」と言って夫が選んだ店が Sushi (笑)。
たしかに世界中どこに行っても確実にあって期待通りのものが食べられるのはSushi かもしれない。(お金がふんだんに使えるという条件と、日本以外ではという条件を付与する必要はあるが。日本のは寿司)

吉野家とラーメンを除けば、どこに行っても日本料理は高級を意味する。日本車は高品質を意味する。おかげでとても気分がいい。先人たちの努力に感謝すると共に、日本の良いところは大事にしたいものだと思う。

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言い方は悪いが。。。

公務員宿舎:「官民格差は当たり前」自民・久間総務会長-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

言い方は悪いが、実際のところ国家公務員なんてかなり最低の仕事。お金以外にバリューを見いだせなかったら誰もやらないと思う。(少なくともやる能力のある人は)
マスコミもきちんと国家公務員の実態について報道するべきではないだろうか?国家公務員を叩いてストレス解消というのは不健全だし、かえって本当の問題から視線がそれてしまう。

ヒマで好待遇の地方公務員と一緒にして国家公務員を叩くのはどうかと思う。僕も就職活動時に記念受験で国家公務員試験を受けたが(切手代だけで受験できる)、じゃあ就職するか?って言われたら答えはNOだった。だって、給料が安すぎる。国家公務員試験に合格できる人が民間に行けば、20代で倍半分、おそらく40代では4倍くらい給与格差がつくだろう。特に文系官僚と違い理系官僚は将来議員や大臣になってという道も無く、表舞台にでることなく日本を支えるだけだから、もう本当にいいとこなし。多分同級生で何十人か合格したが、実際に公務員になったのは一人だけだったと思う。そんな低賃金で官舎をとりあげられたら、どうやって生活していくんだろう?官舎をとりあげて、普通の家賃を払えるくらいの給与にしたら、その給与には所得税がかかって、必要以上に人件費を高騰させる。それよりは、官舎を与えて国家資産の形でキープした方が俄然効率が良い。
先日、官僚をしている後輩に「大変なんだろう?いつも何時ごろ家に帰るの?」と聞いたら「7時」とのお答え。「あら、そんな早く帰られるの?」と聞き直したら「午前7時です」とのことでした。そんな勤務体系で、民間企業の半分の給与で国のために働いている人に安い宿舎を提供することがそんなに悪いことだろうか?

政権をとる気が全く無い(見込みの無い)野党にしかできない提案で、国の運営に責任を持たないと言っているのに等しいと思う。

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アメリカの真実

asahi.com:米港湾管理進出、UAE企業が撤退 米議会の猛反発で?-?国際

ストーリーの背景
アメリカの東海岸や南部などの港湾管理を請け負っているイギリスの会社がUAE(ドバイ)の会社に買収された。その話をどこかのマスコミが取り上げて、9//11テロ犯のうち二人がドバイの出身であることから、テロリストの国にアメリカの港湾業務を委託するなどとんでもない!というヒステリーが始まった。
この話についてFOXで行った視聴者アンケートでは、
・UAEはテロとの戦いでアメリカを支持している同盟国であるのに、UAEの企業はダメと言えば、友達の顔をひっぱたくようなものだ。
・イギリスはOKなのにアラブはダメと言えば、宗教、民族差別をしていることになる。
・そもそも港湾業務がそんなに大事なら何で外国企業にさせているわけ?
・最大の貿易港の一つであるLA、ロングビーチを請け負っている会社は中国の会社だけど、それはいいの??
という至極まっとうな意見が紹介されていた。(FOXはこういうスタンスを特徴とするTV局)

しかし、結局はヒステリーに負けたようだ。
アメリカも矛盾に満ちた国であり、テロの直後には空港職員はアメリカ国籍もしくは永住権保持者でなければならないとルールを改正したが、調べてみたらサンフランシスコ空港の従業員の70%は不法移民だった。とか
今回の事態も、イギリスは良くてUAEはダメというのは感情論以外に理由の立てようがない。共に同盟国なのに、片方はダメとは。

基本に立ち返って考えれば、やはり港湾業務が国家安全保障に絡むのであれば、外国企業にやらせていること自体が問題だと思う。アメリカくらいの規模になれば十分スケールメリットもあるので自国企業に限ってもできないわけはあるまい。日本の政府の進める民間委託の促進も同じ落とし穴にはまらないように気をつける必要があるだろう。(ちなみにアメリカは軍事作戦も刑務所も容疑者拘束も民間委託する国である。)

そうそう、ドバイはUAEの中に含まれる一国家であり、日本ではUAEを国家単位として使うことが多いが、日本以外で話すときはたいていドバイを国家単位として使うようだ。もちろん、国連での議席とか外交とかはUAEが単位なのだが、I am from UAEとは決して言わない。

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March 10, 2006

うーん、つまり。。。

Sankei Web 社会 警官のウィニー使用を批判 捜査資料流出で警察庁長官(03/09 17:51)

つまり、一般の人が使ったら逮捕する。使い方が悪いのではなく、悪用するために作られたソフトであるから作者も逮捕する。(善用もできるソフトであるという反論を封殺して逮捕した。)しかし、警察官が使っていても逮捕はしない。

ということですな。

さらには一定年齢以上の人はよくわかっていないはずだから免責とするかのような発言。。。

関係者逮捕の時に懸念されたとおり、気に入らない奴は逮捕という論理であると追認したようなものですね。やっぱり、こんな国怖くて住めないなぁ。

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この一覧は、次のエントリーを参照しています: うーん、つまり。。。:

» 盗人猛々しいウィニー開発者 from 群青色日記
1 「逮捕されなければ対処できた」 公判でウィニー開発者2006年03月10日00時22分asahi.com [詳しくはこちら]

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量的緩和と金利とお金の行方

日銀と政府の間でゼロ金利解除に向けた争いが激化、したけど中央銀行の面子は守られたようだ。
さて、本当に金利は上昇するのか?景気は回復したのか?金利が上がった時に財政破綻は避けられるのか?
アメリカでファイナンスを勉強すると自分がいかに異常な国から来たのか?ということを痛感する。ディスカウントレート(実質的に公定歩合と一緒)がゼロなんてことはありえるの?なんて質問が他の生徒からされると教授も教授で、理論的には有り得る、なんて回答をして、僕の国では現実です、なんてつけたすことに。。。。
しかし、その一方でリスクをとるということを本当に理解していないことも痛感する。リスクは日本では危険度のような意味合いで使われるが、金融を勉強しているとむしろ不確か度というニュアンスで使われているような気がする。リスクに見合うリターンであればリスクを積極的にとることも必要だ。しかし、これが心理的にとても難しい。なぜなら、少しの失敗も許さない日本の文化が染み付いているから。
日本では出資法や利息制限法を見直して、グレーゾーン金利を無くす方向や貸出金利の上限を下げる方向で話が進んでいるが、これはむしろ消費者によくないと思う。なぜなら、まっとうな金融機関がお金を貸せない人が増えるからだ。ヤミ金が問題になるのもヤミからしかお金を借りられないからだ。許される金利が下がれば、もともとリスクをとるのを嫌がる日本のまともな会社はますます貸し出しを渋ることになる。某一流サラ金の方に聞いたら事故率は5%くらいらしい。それでも上に怒られるとか。30%で貸し出して事故率5%で怒られるなら、金利が下がったらもう貸すのが難しくなってくる。もちろん何千%というのは問題だが(極端なインフレ状態ならそれでもなお容認すべきとしても)、100%くらいまでは法律で認めて、事前の説明責任や責任範囲の明確化、あるいは連帯保証人に対する請求限度の設定などで対応した方が良いのではないだろうか?さらにはアメリカのような個人のクレジットリスクの数値化などを進めて、納得した上でまともな会社から高金利で借りた方が、ヤミに頼らざるを得なくなる現状より良いと思う。
世間の金利はゼロにまで落ちたとしても、クレジットリスクは確実に以前よりはるかに高くなっているわけだし、以前のようなリスクゼロ以外は許さないという社会にはもう戻れないだろうから。
日本人の均一性の破綻に対して対応策をとらないと全ての面で取り返しのつかないことになりそうだ。

さて、量的緩和やゼロ金利の終焉は日本からのお金の流出にブレーキをかけて、円高の要因になるかも?しれないそうです。ちなみに僕は当面の低金利の間はあまり影響がないのではないかと予測しています。日本で預金の利息が5%とかになることがないかぎり、海外運用の方がずっと魅力的だと思うからです。金利差よりも為替差損という見方もあるようですが、もはや海外旅行も当たり前の世の中。最後はドルのまま使えば万事解決というのが僕の政策です。今年一年は弱円高はあったとしても、現状からあまり遠くには行かないと思います。(円安方向は激変もありうると思いますが。)

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March 9, 2006

私的日本再生計画 簡易版

度々繰り返しているように、日本が先進国でいられる理由は通貨が強いことにある。それは日本製品(ハード、ソフト問わず)が他に比べて秀でているからである。外貨を稼ぐ人がいるから、資源も輸入できるし、高水準の消費生活が営めるわけである。ところが実際に国際競争力の源泉である産業に従事している人口は減りつづけているし、それらの職が労多くして報われないことから成り手も減少するし、そのために努力する人も減ってしまった。
中には外貨など要らぬという人もいるだろうが、私は電気も車もない生活などしたくもないし、余暇に自然に溶け込むのは歓迎だが日常の通信手段に狼煙を使うようになりたくはない。よって、現代文明の恩恵を享受する生活を善とした上で話を進める。
日本という枠に富を運んでくる産業に従事しているにも関わらず、生活がその他の産業に比べて苦しくなる理由を考えると自ずと答えは決まってくる。製造業や技術職は給与水準が低いのである。国際水準で見ればそうでもないのだが、日本のその他の産業に比べるとそういうことになってしまう。しかし、給与水準を上げてしまえば国際競争力が低下し、結果として産業自体が外国に移転せざるを得なくなる。同じ給与水準のままでは日本国内で消費生活をするとあまり豊かさが実感できない。それは国内の物価水準が異常に高いこと、そしてその高い価格によるプロフィットマージンで他の産業の人間が潤っているため、結果国内向け産業の人間の方が給与水準が高いということになっている。
簡単に言えば、輸出産業の人は物価の低い外国から金をもらって、物価の高い日本で使っていて、国内産業の人は物価の高い日本からお金をもらって、物価の低い輸入品を購入するという構図である。(消費については両者とも同じなのだが、国内産業は輸入産業も含むという意味で少し強調した。)
国際競争力のある産業に従事している人間が大挙して海外に引越しするという案が最も望ましいのだが、それは非現実的であるので、対案として消費行動の側を変える簡易版を検討した。
それは輸出産業で給与の一部をドル建てにしたらどうだろうか?という案である。もちろん、相当規模で実施して、生活消費の多くにおいてドルショップという選択肢が選べるようにならなければ実効性はないが。日本が競争力を失いつつある中で企業としては高騰する円建の人件費は海外移転の大きな理由となっている。給与をドル建てにすることでこの痛みは緩和できる。一方で労働者側も生活物資の多くが輸入品である以上、ドルでの消費が可能な環境であれば不便も減少する。企業側は為替リスクが減るし、従業員側は円安が進行しても生活水準を維持できる。おそらく、企業が円を払う必要が減少すれば、ドルを円に換える理由も減って、円は国家の実力にあった水準まで下落すると思われる。そうなれば、輸入品の価格は上昇し、輸入者の利幅は減少、全般に円建ての物価は上がるだろう。そこで初めて輸出産業に従事している人間に手持ちのドルという利得が発生する。

ちなみにこの構図は、旧共産圏でよく見られた話で、NHKなどのドキュメンタリーでもよく取り上げられてた。人々は競ってドルを得られる仕事につこうとして、結果として競争原理や資本主義の進行と社会主義の破壊につながった。そんな歴史と重ね合わせるとやっぱり日本は社会主義国なのかもしれない。

実際に導入したら?・・・・新しい階層社会がや格差社会が登場して、おそらく治安は悪化、約9割くらいの人には生活負担が増加する方向に作用して、厳しい世の中になるけど、教育などが追いつけばまた日は昇るでしょう。 
導入しないと?・・・・たぶん頭脳流出と技術流出でゆっくりと、でも確実に、日本が沈んでいくんだろうなぁ。。。90%がパラサイトの状態ではあまり長続きしないと思う。

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March 8, 2006

スケープゴート

第69回「あえてホリエモン批判への異論を唱える」(2006/03/07)

僕もマスコミにあえてリークする劇場型捜査には反対です。完全に焦点を失うし、そもそも検察の恣意的ないじめは法治国家として認められるべきではないと思う。
そろそろライブドアに対する過熱もひいてきたように見えるが、ここまでに明らかになった情報を見る限り、ホリエモン1人のせいにするには無理があるだろう。そもそも証券会社や関係者が見抜けなかったのがあまりにお粗末な工作だし、グレーゾーンでの株価膨らましはIT企業においては非常によくあることで、投資した側もそれを期待していた面が無いとは言えまい。ヤフーでもソフトバンクでも、経営が赤字のうちから株価は急騰した。それは会社が実業で利益を上げることを期待したのではなく、バブルが膨らむことで利益を上げたい投資家が多かったからに他ならない。

ちなみに私は個人的にホリエモンが好きではない。理由は容姿が醜悪だし品格がないから。本人も認めているように東大の中では優秀とは呼べない程度だし、高みを目指す努力からドロップアウトした、いわば落ちこぼれである。
しかし、好きではないホリエモンに対してでも、きちんと平等で法に則った捜査が行われるべきだと思うし、出る杭は打たれる式の秩序を守るためのスケープゴートにしてはならないと思う。今の日本はそれどころではないという危機感を皆が持つようにならないと、日本はタダの草刈り場になってしまう。

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