« April 4, 2006 | メイン | April 7, 2006 »

April 6, 2006

治外法権

asahi.com:交通反則切符の印刷、5年連続で予定価格通り 新潟?-?社会

もうそろそろ身の安全も確保できそうだから書くが、警察の入札はほとんどが官製談合で、決まった予算どおりに行かないと仕事が増えるからイヤだという理由で価格がお上から示されるのが普通である。普通の談合よりさらに酷いのは、お上の側は絶対捕まることがないが下々の側には逆らったら逮捕という恐怖が常に付きまとうことだ。支払いが遅れるのも当たり前、値段も言い値、納期などはわがまま放題。さらには指定業者になるためには、もちろん○○も要求される。指定業者になったらなったで、花見、旅行、運動会への寄付は当然。ありとあらゆる汚職案件のオンパレードが続く。なんせ、彼らを取り締まる人はいないわけだから、思いつく限りの悪行が可能なのだ。

当該記事では知事が調査を指示したようだが、知事だろうが国会議員だろうが彼らには最終的には逆らえない。冤罪の捏造や別件逮捕、さらには風説の流布などで血祭りに上がるのがオチだから、調査も結局ある程度の妥協点で終わることになる。彼らがここまでふてぶてしくなったのは一つには記者クラブという形で提灯持ちになったマスコミの責任だろう。そして、全国一体型の警察組織が好き放題にさせている。小泉改革の一環で警察組織の分割もしたらどうだろうか?道州ごとの完全分離と相互監視とかにでもしないかぎり、他の省庁はともかく、ここの犯罪は決してなくなるまい。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fumicat.com/mt/mt-tb.cgi/1391

コメントを投稿


思い込みの危うさ

asahi.com:相次ぐ米兵の犯罪に裁判官が苦言 長崎地裁佐世保支部?-?社会

「なぜ指導しても犯罪が起きるのか理解できない」人が裁判官をしていたら、日本の治安も風前の灯だ。「これをしてはダメ」と言われてしないのは、世界でも日本人他少しの少数派だけで、国際標準としては”それでもしたいことはする”が多数派だ。 僕も昔TVでアメリカの死刑囚が「人を殺してはダメという教育を受けていればこんなことはしなかったのに。」と言うのを見てあきれたことがあるが、最近では、確かに彼の言うとおりで、悪いことをしないというのは(殺人を含めて)教育の成果であり、何もしなくても悪いことをしない人間ができるわけではないと思うようになった。言われたことを聞く、ルールを守るということについて日本人は学校で狂信的に教育する。(A・トフラーもこれに触れていたはず) 指導したら行動が変わるのはその教育の成果で日本人以外にそれを求めるのは愚かというもの。 現在かなり多様な人種、文化で構成された集団にいるが、遅刻をしないで宿題をやっているのなんて僕一人くらいだろう。アメリカだけではなくて、世界の標準として、言われたことはおおまかにしか守らないのが普通なのだと思う。

さらに言うなら、米軍と言うのは犯罪者の集団である。(政治的な意味ではない)、本来ならば刑を受ける人間が軍務につくことで刑を免除されるという制度も関係して、数割は実際に刑法犯なのだ。全国民の3%が刑務所にくらす国の中でも犯罪者比率の高い集団なのだから犯罪が起きないほうがおかしい。まして、アメリカ以外の国なんて全部サルの国と同じと思っているわけだから、海外で犯罪をして悪びれることもないだろう。極一部には愛国心や規律に価値を置いて軍務に就く人もいるが、大多数は犯罪者、犯罪予備軍、貧困層、失業者、ドロップアウト、無教養者(いずれも日本人の当該層よりも相当程度が酷い)なのだから、規律があると思うほうがおかしい。

「世界のどこで暮らすにも仲良く過ごしてほしい」も苦笑を禁じえない。その価値観もまた日本人には疑うことなく善なのだろうけれど、ほとんどの国の人にはその価値観はない。”周囲との関係などは気にせずに自分のやりたいようにする”ことが善という国の方が多数派だ。だから英語が全く出来ない移民がアメリカにたくさんいるわけで、違法でも不法でも平気で移民してくるのも周囲との軋轢など気にしないからできることだ。合法移民でも、その国の習慣や言語に従うのは少数派だし、日本人の感覚を他に求めると痛い目にあう。”良き市民であろうとする”ことを外国人に期待するのは無駄であり、そんな甘い考えを法曹界が持っているから日本の治安が崩壊している。
高級官僚と司法修習生は全員1年くらいアメリカ南部へでも留学するとよろしかろう。それも金持ちの子息は絶対行かないような学校に。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fumicat.com/mt/mt-tb.cgi/1390

コメントを投稿