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スポーツマンシップ

男性救助せず登山続ける  エベレスト登頂めぐり議論

両足義足の人がエベレストに登頂した。それだけだったら良かったのだが、山頂付近で倒れている男性がいるのを知りながら救助せずに登ったらしい。 エベレストに世界で初めて登頂したヒラリー卿は非難しているらしい。それに対する反論は「自分にできることは何もなかった。」ということである。たしかに両足義足の人がエベレストの山頂付近で遭難者を発見しても何もできなくても不思議はない。しかし、このニュースによると、両足義足登山者御一行様は40名もいたらしい。一人の義足の人間を登らせるために39名サポートである。そこまでして両足義足で初登頂に意味があるのだろうか?倒れていた人に酸素吸入くらいできなかったのだろうか?これはスポーツマンシップの問題であり、健常者であれば激しく責められるところであろう。

有名な話では世界一周ヨットレースに出ていた日本のセーラーが遭難者救助のためにレースをあきらめた話など、勝利や記録の前に人としてやらなければならないことというものがある。ヒラリー卿の怒りももっともだ。彼の時代には冒険は貴族や上流階級のすることだった代わりに、求められることも多かったのだから当たり前のことだろう。体に障害のある人が努力してハンディキャップに打ち勝つ偉業を立てること自体は良いことだと思うが、時として「俺はハンディキャップだ!そこをどけ!」みたいな考え方をする人がいるのも事実。それに対してuntouchableとせずにきちんと諌めることも必要だ。

それとは別に、アメリカには臓器移植してもらってアイアンマンレースとかに出る人もいます。せっかくもらった内臓をそんなに痛めつけなくても。。。と思うことも。。。


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