« August 16, 2006 | メイン | August 22, 2006 »

August 18, 2006

空港とその往復で感じたこと

家から空港はリムジンで移動した。ちょいストレッチ(たぶん1フィート)のタウンカーだった。(たぶんレギュラーにあるロングモデル。)僕の体格には快適なリアシートで、巨大スーツケースも2個楽にトランクにしまえて、乗り心地も加速も良かった。これでタクシーより安い、レンタカーより安い、パーキングより安い、なら利用しない手はない。
もうすぐタウンカーともお別れかと思うと少しさみしかったが、間違いなく良い車だと思った。高速での静粛性はアメリカ車では一番だろう。リモ(リムジンのこと)らしいと思ったのは、あと何マイル航続できるかのメーターがデカデカと存在するところ、あれがあるのはバスくらいしか他に見たことがない。

空港ではひざびさにビジネスでチェックイン。なのに、応対しているのは新人みたいな黒人で、典型的なデブでバカ。OJTもけっこうだが、それをビジネスチェックインのカウンターで行うというのはどういうことなんだろうか?UNITEDには反省してもらいたいものだ。どこかでコメントできればいいのだけれど。
正しい英語での接客ができない。PleaseもThank youもない。ゲート案内やラウンジ案内も無い。限りなく無言に近い。もう最悪である。でも、これでアファーマティブアクションの負の側面について痛感した。

アファーマティブアクション(格差是正措置、以下AAと略)は人種差別を助長すると思う。AAによって、能力が劣るマイノリティーが雇用される。同じ職種、同じ職場に能力が劣るマイノリティーが就業する。顧客は、同僚はどう思う?「マイノリティーは能力が劣る。」「やっぱり黒人はダメな奴が多い。」そう思うことは間違いない。
仮に人種に関わらず、良い人と悪い人、できる人とダメな人がいるとしよう。(実際は経済格差などから、人種によってダメ人間の比率は変わると思うが) 白人のダメ人間は仕事につけない。でも黒人のダメ人間は仕事につける。となると、仕事で接する人が見るダメ人間はみんな黒人。人生で会うダメ人間がみんな黒人だったら?「黒人はダメ人間が多い。」とか「黒人はダメ人間ばかり。」とか「ダメ人間ってみんな黒人?」って思うなという方が難しい。結果として、AAはますますマイノリティーに対する先入観を強め、マイノリティーを嫌うようになり、AAが関係ないときにマイノリティーは雇いたくないと思うようになる。

ここから学ぶこと。格差是正をしたい時に、原因をさておいて結果の是正をしようと思うな。ということだ。フリーターやニートの雇用を企業に義務付けたり、努力不足で貧しい人間に金をばらまいたり、借りたお金を返しそうも無い人間に低利で貸し付けたりしないことが大事。

空港からの帰りは、本当のストレッチリムジンだった。キャビンが3倍に伸びた奴。インターホンもあるのだが、使い方が良くわからないのと面倒なのとで、結局大声でドライバーと会話することに(^_^.) こんなに立派な車ならカーナビくらいつけてもいいのになぁ。。。。アメリカのタクシー類でつけているのは見たことがない。道を間違えるということの罪悪感が日本人とは比べられないほど小さいからだと思う。先日も友人がタクシーに乗ったときに道を間違え続けるあまり、金額が3倍くらいになってしまったことがあった。(結局交渉で落ち着いたが。)あんな風に失敗を失敗と思わなかったらストレス少ないんだろうなぁ。。。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fumicat.com/mt/mt-tb.cgi/1427

コメントを投稿