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August 16, 2006

僕もメモを3つ

偏向報道 群青色日記/ウェブリブログ

いやー日本は思ったほど暑くなかった。シカゴに比べたらかわいいものでした。でも東北の方が東京より暑かったのには閉口したけど。。。都内はビルからの冷房漏れで道路も涼しく、もしかしたらエアコンの密度が濃くなったことで都心は全部涼しくなったのか?と思うほどでした。室外機を全部高層ビルの屋上に持っていけばまんざら不可能でもない気がする。

さて、日本から帰ってきたら東京大停電だったそうで、タイミングよく逃げおおせてラッキー。この件に関しては悪いのはクレーン船。たっぷり賠償請求するべきでしょう。想定できない事態でもなければ、回避できない事態でもないので、全面的に過失、それも重過失だと思う。こういう失敗をしっかり責めないと、まじめにやっている人間がバカを見ることになるので、重く重く追求しよう。
重要な電線の前後にはガードをつけても良かったのではないかと思う。鉄橋や陸橋などによくあるように。では、そこまでしなかった理由は?線路との違いは?と考えると人命に直結しないから、となるのだろう。さて、そこまでくると停電は許されるか?という話になる。アメリカのようにほぼ毎週停電があるところから見れば、20年に1回の停電くらいで騒ぐなよ、とも思う。いくらアメリカの電気が安いとは言え、この事故率の差を考えればむしろ停電で怒られるほど普段高品質を保っている東京電力をほめるべきではないかと思う。ちょうどアメリカではガソリンが安いからハイブリッドで元が取れないように、日本では停電がないから自家発電や非常電源の準備は元が取れないという状態である。ほんとに危機管理を強めるなら、時々停電してもらうのも手か?電気料金に2種類設定して停電ありコースも用意する?

靖国参拝については。。。憲法の政教分離に基づきとなると参拝するべきではないですね。それを横においておいて。。。。終戦記念日に参拝することは。。。。他の日よりは良いことだと思う。少なくとも12月8日に参拝するよりはずっと平和志向に思える。そもそも負けた日を記念すること自体が僕個人は気に入らないのだが、その日にするということは先の戦争は過ちでしたという考え方に基づいた日に参拝しているわけだから、軍国主義容認とはならないだろう。A級戦犯がいることを理由に難題をつきつけられるなら、どの寺も参拝できないことになる。まぁイデオロギーは色々で靖国参拝はけしからんという人にも一理あることだろうけど、隣国が怒るからという理由で政治家の行動を変えるのは良くないということだけは確か。中国韓国が靖国に一切言及しなくなって1年くらい経って、政教分離だから参拝はダメね、と自国の意思で決めるならそれはそれで構わないと思う。

プールの件は。。。。下請け会社、孫請け会社は有罪として、下請けに出した自治体も責任があると思う。というのも、公共事業を受注した会社が、設備に不具合があるから直してくれとお上に言うのは不可能に近いからだ。そもそも無理難題当たり前で、何でもお上の指示通りにしなければ仕事がもらえない状況で、経費を増やす措置を要求するなどもってのほか、指名を外されるのが落ちである。たしかに外注すると経費は減る。しかし、それに伴ってデメリットがあることも決して忘れてはいけない。
今回東京では割と良さそうなホテルに泊まった。従業員の接客態度も部屋も事務手続きも良好である。しかし、ところどころでエアコンの吹き出し口がとても汚れていたり、電球の傘の上が真っ黒だったり、という光景を見た。清掃は明らかに外注先がやっている。大きなガラス窓を清掃していけば、当然目に付くところに汚れた吹き出し口はある。自分のホテルなら、そこで気がついたら軽く一拭きするだろう。大した手間ではないし。しかし外注先なら?窓を拭く仕事を契約して履行しているだけで、途中で気がついたところを清掃するのは契約外。解釈によっては違約行為となる。当然期待できるわけは無い。発注元だけに限らず、我々消費者も外注とは何なのか?民間委託とは何なのか?コストダウンとは何なのか?を意識し、安全や品質にはコストがかかることを忘れずに、良いものには惜しまずお金を払うようにしたいものである。


そんな心がけの一つとしてというわけではないが、今回は手作りの南部鉄瓶を購入した。お湯を沸かすだけの道具に○万円である。
しかし、鋳型の造形一つ一つを全て手作り(あのプチプチとして小さい突起の一つ一つにいたるまで!)と聞けば逆にこの程度の値段で良く作れるなぁと感心する。
舶来物の衣装やワインにはお金を惜しまない友人にその話をしたら、「高い!」と言われたが、エンジニアの私にはどう考えてもイタリア製のスーツや革靴の方が製造コストに上乗せしている利益が大きいと思うのだが、それもこれも日本人の商売下手から来ているのだろう。
ハンドメイドの鋳造品は機械製の鋳造品より肉厚を薄くできるので、軽量なのだそうだが、軽量だけならプレス品に勝てるわけもないので、今一つハンドメイドの利点が見え難くはある。しかし、現代に至ってはこれはもう実用品ではなく芸術品だ。希少価値と製造にお金がかかることを売りにするより他はあるまい。外国では実際評価が高いのだが、中国製の偽物に漁夫の利を取られっぱなしである。ハンドメイドの利を生かして、フルオーダーで名入りの鉄瓶でも売ってはいかがだろうか?

投稿者 kid : August 16, 2006 05:30 AM

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