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頼りがいのない仲間

不祥事が起きたときの隠ぺい工作では相当仲間同士の連帯感が高いと思ったが、仲間が銃撃を受けて倒れているのを数時間に渡って放置するなど、まったく頼りにならない仲間であることが判明。
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アメリカでは、よく映画などの題材になるが、警官が撃たれたら、ものすごい意気込みで事件にとりかかる。その意気込みが強すぎて問題になることも多いのだが、基本的には1人が被害を受けたことに対し、1人以上が犠牲になるとしても、必ずきっちり借りは返すし、最初の1人を救うために全力を尽くす、という哲学だ。それは、同じことの再発に対する抑止効果と、何かあったら絶対助けるからという保証を与えなかったら危険な任務につけさせられないということがあると思う。さらには保安官時代から警官殺しは死刑などのルールで権威をバックアップしてきた事情もある。
もちろん、全て、行き過ぎて問題を起こすこともあり、それがゆえに監察制度や裁判制度には警官が気の毒になるようなルールも多い。

しかし、日本の場合は、仲間意識の弊害のほうは常に全開なのに、良い面は無しか。。。。と落胆するばかり。
所詮、この国はやっぱり、国民を使い捨ての駒としか見ないのね。戦没者に対する敬意の無さと被るものがある。

おもちゃの拳銃ですと言われて、はいそうですか、と撃たれる警察では当てにならないなぁ。強盗と直接話して通報は誤報ですと言われて帰った警官もいたし。。。
それにしても、アメリカで銃撃事件があるたびに銃社会がうんぬんって言うけど、銃規制が厳格な国でもこんなに銃撃があるんじゃ、銃規制が銃撃事件を防ぐという論理は不完全ということですなぁ。
市民が死んでも警察は気にしないだろうし、あと100人くらい警官が銃撃されたら、少しは銃規制する気になってくれるだろうか?

それにしても、こんな頼りない組織のために亡くなったり怪我をされた方は本当に気の毒です。亡くなった方のご冥福と怪我をされた方の全快をお祈りいたします。


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