January 18, 2007

円高?円安?

asahi.com:ステルス型ドル安�-�経済気象台�-�ビジネス

これはかねてから私が主張している、ドルと一緒に転落説とほとんど同じ主張なのだが、ちょっと問題なのは、最後に円高の可能性を説いているところ。対ドルで見たら、それはあり得る。しかし、本質的な意味で円の価値が上がるか?と言われれば私は疑問が残ると思う。だから、「対ドルでの円安は今後は続きにくい」とするべきだろう。そもそもこの人の主張の中で、ドルが基軸通貨としての価値を失っていると述べているのだから、ドルを基準とする暗黙の了解で書くのはあまりよろしくない。今や通貨バスケット基準の時代なのだ。

投稿者 kid : 11:51 PM | コメント (0) | トラックバック

November 28, 2006

あつものに懲りて。。。

明星食品への敵対TOB、応募ゼロで不成立 : 経済ニュース : 経済・マネー : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

もしかして、最初から不成立狙いかも?
株を買ったけど、あんまりさえない。そこで、敵対的買収をするふりをする。日本企業は、「黒船襲来だ!」と大騒ぎ。あわてて対抗策をまとめるが、買収が怖いものだから、高値で買い付けすることにする。
で、遠慮なく、「TOBで高い値段で買い付けするっていいましたよねぇ。。。。」と日本企業に売り抜ける。

日本側が大騒ぎしてくれたおかげで、36億円の利益はほぼ確定。

ちなみに最近では、オーガニックグロースと言って、企業買収以外で売り上げや利益を増やすことがトレンディになっています。
日本人からしてみると、「???それって普通のことじゃないの???」という感じです。

投稿者 kid : 1:10 PM | コメント (0) | トラックバック

March 10, 2006

量的緩和と金利とお金の行方

日銀と政府の間でゼロ金利解除に向けた争いが激化、したけど中央銀行の面子は守られたようだ。
さて、本当に金利は上昇するのか?景気は回復したのか?金利が上がった時に財政破綻は避けられるのか?
アメリカでファイナンスを勉強すると自分がいかに異常な国から来たのか?ということを痛感する。ディスカウントレート(実質的に公定歩合と一緒)がゼロなんてことはありえるの?なんて質問が他の生徒からされると教授も教授で、理論的には有り得る、なんて回答をして、僕の国では現実です、なんてつけたすことに。。。。
しかし、その一方でリスクをとるということを本当に理解していないことも痛感する。リスクは日本では危険度のような意味合いで使われるが、金融を勉強しているとむしろ不確か度というニュアンスで使われているような気がする。リスクに見合うリターンであればリスクを積極的にとることも必要だ。しかし、これが心理的にとても難しい。なぜなら、少しの失敗も許さない日本の文化が染み付いているから。
日本では出資法や利息制限法を見直して、グレーゾーン金利を無くす方向や貸出金利の上限を下げる方向で話が進んでいるが、これはむしろ消費者によくないと思う。なぜなら、まっとうな金融機関がお金を貸せない人が増えるからだ。ヤミ金が問題になるのもヤミからしかお金を借りられないからだ。許される金利が下がれば、もともとリスクをとるのを嫌がる日本のまともな会社はますます貸し出しを渋ることになる。某一流サラ金の方に聞いたら事故率は5%くらいらしい。それでも上に怒られるとか。30%で貸し出して事故率5%で怒られるなら、金利が下がったらもう貸すのが難しくなってくる。もちろん何千%というのは問題だが(極端なインフレ状態ならそれでもなお容認すべきとしても)、100%くらいまでは法律で認めて、事前の説明責任や責任範囲の明確化、あるいは連帯保証人に対する請求限度の設定などで対応した方が良いのではないだろうか?さらにはアメリカのような個人のクレジットリスクの数値化などを進めて、納得した上でまともな会社から高金利で借りた方が、ヤミに頼らざるを得なくなる現状より良いと思う。
世間の金利はゼロにまで落ちたとしても、クレジットリスクは確実に以前よりはるかに高くなっているわけだし、以前のようなリスクゼロ以外は許さないという社会にはもう戻れないだろうから。
日本人の均一性の破綻に対して対応策をとらないと全ての面で取り返しのつかないことになりそうだ。

さて、量的緩和やゼロ金利の終焉は日本からのお金の流出にブレーキをかけて、円高の要因になるかも?しれないそうです。ちなみに僕は当面の低金利の間はあまり影響がないのではないかと予測しています。日本で預金の利息が5%とかになることがないかぎり、海外運用の方がずっと魅力的だと思うからです。金利差よりも為替差損という見方もあるようですが、もはや海外旅行も当たり前の世の中。最後はドルのまま使えば万事解決というのが僕の政策です。今年一年は弱円高はあったとしても、現状からあまり遠くには行かないと思います。(円安方向は激変もありうると思いますが。)

投稿者 kid : 2:27 AM | コメント (0) | トラックバック

April 25, 2005

敵に塩を送る

asahi.com: 米国でトヨタ車の値上げ示唆 GM苦境で奥田経団連会長-ビジネス


王者の余裕?
もう実質的に世界一ということですかね。
これで利益率が上がってしまったり、収益も増えちゃったりしたら次はもう打つ手なし?
GMにOEM供給する?

投稿者 kid : 8:38 PM | コメント (0) | トラックバック

January 20, 2005

国債会議

流石博士の経済豆知識 第2回 国債は本当に元本が保証される? 

やっぱり国債は・・・という話を面白く書いているところを見つけました。僕はデフォは無いと思ったけど、こちらの著者は有りと見ているみたいですね。

投稿者 kid : 9:12 PM | コメント (0) | トラックバック

July 22, 2004

銀行の付き合い方

銀行と言えば、昔は横並びだったサービスが、最近は各行毎に特色があり、どう選ぶかによって大きな違いが出てくるようになった。
まだペイオフは本格稼動していないので、安全面での違いはまだないが、もうすぐそれも加わることになる。
私の独り言として、上手な銀行との付き合い方をご紹介します。

旧来の銀行シリーズでは、なんと言っても東京三菱の強さが光る。利益率、自己資本比率、不良債権、いずれの指標をとってもメガバンクや以前からある都市銀行の中では群を抜いた強さがある。それにくわえて、コンビニATMを含めたATM利用料の無料は魅力的。従来からある名前の通った銀行で口座を持つなら、真っ先におすすめしたい。一定の残高確保や給与振込み、ローン有無などによりステージが決まり、高いステージになれば色々と得をするようになっています。
ちなみにこの銀行、もうすぐUFJも飲み込むんだとか。東京三菱が最も強い理由のひとつは、旧東京銀行(外為に特化した銀行だった)の流れで、比較的国際的な見識のある戦略をとったことがあげられるが、悲しいことにやはり数の論理で旧三菱派の行員が主流なのだそうだ。旧東京は優秀な人材が多いのだが、けっこう冷や飯という噂。(ほんとかどうかしらないけど、ありそうな話)

新興銀行グループでは、まずシティバンク銀行、世界最大の金融グループCITIBANKの一派。ATMの365日24時間営業やネットバンキング、外貨預金、外貨カード、外貨決済クレジットなど多くの目新しい商品を提供してきた。世界中どこからでもネットで預金を操作できてタイムリーな外貨操作ができること(最近は他の銀行でもあるけれど)、外貨決済、T/C無料発行、などにより、相場の関係で塩漬けになるドルを直接使うことができるのは大きいメリット。通常外貨預金は、円からドル、ドルから円で両方手数料がかかる。その点シティではドルのまま使えるので、円に戻せないような相場になってしまったときに、ドルで使うことにより手数料損失を半分に抑えられる。これは魅力。
欠点としては、為替手数料が安くはないこと。相場の動きが少し遅いこと。などがあげられる。
こちらも、預金残高が1000万とか2000万になるとCITI GOLDという扱いになり、いろいろな利点がある。(しかし、最近その利点は少しずつつまらなくなってきている)

新生銀行も忘れてはいけない存在だ。こちらの売りはネット振込み無料!だったのだが、さすがに度を越して利用する人がいたようで、最近は月5回までの制限付きになった。それでも便利は便利である。そして無店舗営業に困らないような提携ATMとネットバンキングも魅力。この銀行も外貨預金があるが、手を出さない方がいい。実質的に円に戻す以外の方法がないため、銀行の手数料収入を支えるために預金することになってしまう。この辺が欠点といえば欠点。今後、振り込み手数料以外のメリットをどれだけ出せるか?が生き残りのカギかも。
住宅ローンなどの魅力的な商品と財務状況の堅実さも忘れてはいけない利点である。

つづきはまた。。。。。

投稿者 kid : 1:47 PM | コメント (0) | トラックバック


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