February 09, 2006

05/9/19-3 行き倒れ…

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(19/9/05 GrandCanyonN.P)

登りきってみればフツーの人は行けない谷底まで行ったという達成感があり、チャレンジしてみて良かったと思うけど、また行きたいとは思わないです(あれから半年たった今現在も心境は変わらず…)

でも、GrandCanyonを崖の上から覗いて、行く前まではただ漠然と「スゲー!」ってな感じに眺めていたのが、「あ~あそこら歩いてる時は暑かったなぁ~」とか見方が少し変わった気がします。

やっとの事で登りきった訳ですが、クルマを停めた駐車場まではあと5分位歩かなきゃいけません。
しかも途中には階段という今の俺にとって難関が控えてます。
そこへ向う途中の『BrightAngelLodge』の前に確かベンチがあったはずなんで、そこで休憩する事にしましょう。

トボトボとロッジに向って歩いていたら、じいさんに声掛けられました。
声の方を見てみると昨晩部屋が一緒だったじいちゃん達が休憩してます。
「大変だったね」ってな事を言われて(多分)、ただ崖上から覗くだけの人達とは自分たちは違うんだという、なんか同じ辛さを味わった仲間って感じで嬉しい♪
自分に語学力が無く、ちゃんと会話が出来ないのが悔しいです。

とにかく一刻も早く休憩したいんで、おじちゃん達に「バァーイ!」と言って、またトボトボ歩いてやっと目的のベンチに座る事が出来ました。
もうクルマまではあとチョットなんだけど、今の俺には遠すぎる…
なもんでここでまた休憩します。
バックを背負ったままベンチを独り占めでうつぶせに倒れたら、意識が遠くなってきて寝てしまった…
意識が飛んだのは10分位だけど、小汚い東洋人がベンチに倒れてる姿はそりゃちょっと普通じゃないかもと思い、頑張ってクルマへ向いましょう。

小さな段差も慎重に、難関の階段は手摺にしがみついてやっとの事でマイマッシーンのマスタングに到着。
ちょっとした距離なのにエライ長かったぁ~
ホコリだらけのクツからサンダルに履き替え、シャツを着替えて車内で休憩しつつ、地図を見て今日の宿泊先を決めましょう。
そう、今日はこれからどこかの町へ移動して宿を探さなきゃいけないっす。。。


つづく

February 08, 2006

05/9/19-2 帰還

同じ様に登りの人達や、これから谷底へ行こうとする人達を何組か見送って、そろそろ出発しましょう。
今日のゴール地点は↓の一番高い所。。。


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(19/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

変な汗をかき、たまに平衡感覚がなくなったりしながらも、ゆっくり登っていきましょう。
目測誤ってつま先を岩にぶつけると、もだえる程痛いんで慎重に。
まぁまだ日が高くなく涼しいのが救いですね。

『PhantomRanch』でもらった朝食セットの中には、ベーグルやソーセージやナッツ、リンゴなどが入っており、エネルギー切れにならないよう少しづつ食べながら歩きましょう。
水もまだ500cc入りが丸々4本残っており、十分でしょう。

ここいらも疲労感で記憶が薄いけど、緩やかな登りのトレイルをとぼとぼ歩いて出発から約4時間で『IndianGarden』に到着。
昨日一緒に夕飯を食べて、今日途中で抜かれたおばちゃん2人組も休んでますね。
ここで俺も長めの休憩として、ベンチに寝っ転がって足を上げてストレッチをして、最後の急勾配に備えましょう。
しかし疲労で眠い…

このまま目をとじれば幸せだけど登らなきゃ。。。
ちゅー訳でまたテクテクと歩いていきます。


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(19/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

『IndianGarden』を出発して目の前にある崖を上りきると、次の崖が見えて…
もう、20分位歩いては休憩してまた歩いてを繰り返し、トレイルにミュールのフンが落ちてようがもうお構いなしで歩く、歩く、歩く、歩く、歩く。。。

…自分の限界がわかったかも(+_+)

もうゴールまで数キロに迫ってくると、少しだけトレイルを楽しもうっていう軽装の人が多く歩いています。
しかし、俺も含め谷底から登って来た人はあきらかに雰囲気が違う気がする。
何かこう、薄汚れた感じ?
そんななんで、カメラのシャッターを押して、なんて頼まれる事も無く物凄く遅いペースで進んでいく。

そしてそして、昨日朝見た看板が遂に見えた!!!


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(19/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

到着時刻は14時過ぎ…実に9時間弱歩きましたよ。
特に行きと同じ道のりだった事もあり、文章にするとただ歩いてるだけで盛り上がりに欠けてるし、ヘトヘトで写真撮ってる余裕も殆どなかったが、やってやったって感じでメチャメチャ嬉しい!


つづく

February 07, 2006

05/9/19-1 ブロークン ニー

入国4日目


今日は元来た道を通って崖上まで登ります。

朝食は昨日の夕飯と同じ所で朝5時に始まるので、その10分前に起床。
最低限の荷物しか持ってきてないから着替えるでも無く起きて顔を洗う程度で食堂へ向いましょう。
ヒザの調子はというと、一晩寝てもさっぱり良くなってない…
というより寝てる間に固まって動かすのが余計辛くなってるかも…
寝る前にやったように出発前には少しストレッチしておいた方がいいのかも。

食堂に行ってみると昨晩のように開くのを待っている人がいて、5時ピッタリに食事開始。
メニューは…憶えてない。。。
眠さとか疲労感からか記憶が薄いんですよね。
でもベーコンとかスクランブルエッグとかを大皿から取って隣の人に廻すってスタイルだったかと。

食事が終わったら部屋に戻ってストレッチをして5時半に出発!
辺りは月明かりだけでまだ真っ暗で、持ってきたヘッドライトで足元を照らしながら歩いていきます。
しかしまぁ足の痛いこと…
昨日は下りで7時間かかって、今日は登りで足がこんな状態…
大丈夫か?今日中に登れるのか?

かなり不安になりながら、後から出発した人がちゃっちゃと抜かしていくけど、気にせずとにかくゆっくり一歩一歩進んでいきます。
コロラド川を渡る橋まで来ればやっと少し明るくなってきました。
しかし深い谷底に日が当たるのはまだです。


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(19/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

薄暗いコロラド川沿いの道をゆっくり歩くが辛い…
少しでも足の負担を減らす為杖が欲しいけど、適当な棒も落ちてないし頑張るしかナシ…

川沿いからトレイルが左に分かれる所まで進んだ頃、日が昇って明るくなってきました。
ココからが特につらい急勾配で数十分歩いては休んでを繰り返し、何とか登りきる事が出来ました!
少し広くなった所で座って、長めの休憩を取る事にしたがヒザが痛くて曲げて座れない。。。


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(19/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

そんな状態なんで写真を撮ってる余裕もあまり無いです。


つづく

February 03, 2006

05/9/18-11 谷底ディナー

まわりが騒がしくて目が醒めると、相部屋の人が部屋に戻って来てました。
そこにいたのは、行きがけに声を掛けてくれた2人組の人でした。
「また会ったね」とか挨拶をして、彼らは明日来た道を戻るんじゃなくて対岸を登る事を教えてもらいました。
対岸(NorthRim)へは今日下ったSouthRim側のトレイルよりもっとハードなはずなのに…

その後もベットでゴロゴロしてたら夕飯の時間になったんで、オフィス兼食堂兼売店に行きましょう。
部屋の外に出ると辺りは暗くなっていて、崖上はかすかにシルエットが見える位になってます。
食堂ではまだ準備をしているらしく、いいニオイを漂わせてる建物の周りには待ってる人が沢山いて、俺もベンチに座って待ちましょう。

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(18/9/05 PhantomRanch , GrandCanyonN.P)

予定時間をちょっと過ぎて、用意が出来たようなんで中に入れるようになりました。
中は10人掛け位の大きなテーブルが数台あって、それぞれのテーブルの上には大皿に乗った料理がドーンと置いてあります。
本日のメニューは、ステーキとマッシュポテトと豆?を煮た物とサラダ。
各自が自分の食べれる分だけ各料理を取って隣の人に大皿をまわす、っていう映画とかで見た事あるいかにもアメリカンな食卓ですね。
どれ位取っていいのかわからず何となく気を使いながら取ったけど、彼らはそんなの気にする様子もなく好きに取ってるようです。
味は別に特別うまくもまずくもなくフツーな感じなかぁ~

ここにいる30人位で俺以外は全員白人でしかも多分1人で来てる人なんていないみたいで、みんなワイワイおしゃべりしながら食事をしてる中で、俺は喋れないし静かにお食事を…
んで、食べ終わると突然照明が消えて、奥からローソクを立てたケーキが出てきました。
どうやら宿泊者に今日誕生日の人がいるらしく、皆で「ハッピバースデー♪」をうたう事に。
またこういうのがアメリカ人は盛り上がるんだよね。

その後皆にもケーキが出てきたが、その甘さたるや凶器のよう(-_-;)
もはや甘すぎて辛い気がする…
元々甘い物は食べられないんだけど、こりゃ一口の半分も食べれないです。

みんなケーキも食べ終わる頃、明日の朝食の事の説明があって、その後明日の昼飯分が入ったパッケージをもらって今日はオシマイ。


明日の登りに備えてしっかり休みましょう。
オヤスミナサイ

《18/09/05 Tusayan-GrandCanyonN.P 14.1mile》

February 02, 2006

05/9/18-10 部屋は…

PhantomRanchには、コテージと言って1つの小さな小屋を丸々借りてその中で4~5人で泊まるスタイルと、ドミトリーと言って10人部屋のベット1つを借りる相部屋のスタイルがあります。
元々ここ自体人気あって宿泊可能人数も限られている所なので予約を取るのは難しい上に、コテージはミュールに乗って谷底まで下るツアーに押えられている事が多いらしいです。

ネットで色々見てみると、2年前から予約開始で直ぐに一杯になってしまうと聞いていたけど、今回はラッキーな事に宿泊の6日前にオンラインで予約出来てドミトリーにベッドを1つ確保出来ました。

オフィス兼食堂兼売店で教えてもらった方向に歩いて行ってみると、4棟並んだ小さな小屋がありました。
これらがドミトリーのようで、俺は右から2軒目の開いてるベットを使えって事らしいです。


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(18/9/05 PhantomRanch , GrandCanyonN.P)

入ってみるとこんな感じに2段ベットが5台で計10人泊まります。


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(18/9/05 PhantomRanch , GrandCanyonN.P)

ベットの下の段は既に全て他の人が確保しているらしく、上段しか開いてません。
仕方なく左側奥の上段を自分のベットとしました。
しかしひざが痛くてハシゴの上り下りが辛いっす…

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(18/9/05 PhantomRanch , GrandCanyonN.P)

部屋にはトイレとシャワーがあって、暖かいお湯は出るしトイレも水洗です。
疲労で直ぐにでもベットに倒れこみたかったけど、少しでも疲れを癒す為まずはシャワーを浴びましょう。
1日乾燥した所を歩き砂埃を被ってたりしたんで、熱いお湯を浴びると綺麗さっぱり気持ちいい♪

お陰で少し元気も出てきたんで、コロラド川まで少し歩いてみようかと思い貴重品だけ持って歩き出したがやっぱりヒザが痛い…
明日の事もあるしここはやっぱり休息を取る事にしましょ。
ベットに横になるとあっという間に寝入ってしまった…

つづく

January 24, 2006

05/9/18-9 ファントムランチ到着

つり橋を渡ってからコロラド川に注ぐ小川を左に見ながら上流方向に進んでいくと、沢山人がいる気配が。
そこは川沿いに設けられたキャンプグランドで、テントを張ってキャップする人が意外と多くいてビックリ。
来るだけでも一苦労なのにテント他装備を持って下ってきて、テントを張ったり食事を用意したり、凄い人達だなぁ~
ここには数日泊まったりするのかもしれないっすね。

そして、さらに先へ進むとついに着きました。
出発から7時間で『PhantomRanch』に到着!

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(18/9/05 PhantomRanch , GrandCanyonN.P)

7時間も歩き続けた事ってあります?
そりゃもうクタクタですわ。

楽しみにしていた『PhantomRanch』は周囲を山に囲まれていて、崖上から見えたように木々が生い茂った中に建つこじんまりとした山小屋みたいな建物ですね。
下の画像の右隅に小さく写ってるけど、シカがそこらをプラプラしてたりしてます。
まずは手続きをしてしまいましょ。
何棟か建っている建物の中で、中心にあり人が集まっている大きな所がオフィスのようです。

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(18/9/05 PhantomRanch , GrandCanyonN.P)

中に入ってみると涼しい~♪
疲労&暑さでフラフラだったんで生き返るようです。
中は売店のようになっており、そこのおねえちゃんに越えかけたら無事チェックイン?出来ました。
ここはロッジのオフィス兼売店兼食堂らしく、用があったらここに来なとの事です。

おねえちゃんに薦められて普段は飲まないレモネードを飲んだら、これがンマイ!
冷たい水分とビタミンが体にしみるって感じ。
しばらくここで休んで、部屋に向いましょう。


つづく

January 19, 2006

05/9/18-8 つり橋

コロラド川まで下ってしまえばあとは川沿いを上流へチョチョっと歩いて、ピューっと橋を渡れば本日の目的地『PhamtomRanch』かと思ってたけど、肝心の橋が全然見えません。
でもまぁ疲労のピークは通り越して、トレイルもアップダウンは少なく少し楽になってきましたね。

左にコロラド川を望みながら川沿いの道を歩いているとやっと先の方に吊り橋が見えてきた!
こんな谷底にある橋ってどんなボロ橋だろう?って思っていたが、鉄製でしっかりしてるっぽいですね。
そのさらに先に見えるもう一本の橋はボロそう。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

しかし、見えたからと言って決して近い訳でもなくて…
川に沿ってウネウネ曲がったトレイルをゆっくり進むと、やっと、本当やっとの事で橋のたもとに到着。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

橋の長さは50m位ですかね。
巾は1mちょっとで、床はグレーチング(鋳鉄で排水溝に使われる溝フタ)なんで足元を見るとまっ茶色なコロラド川が丸見えです。
高所がダメな人には辛いでしょ。
おまけに結構揺れますよ。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

ここを渡れば『PhantomRanch』に到着だ!!


つづく

January 05, 2006

05/9/18-7 コロラド川

左ひざが痛い…
メチャメチャ痛い…

特に右足から先に段差を降りる時、残してある左足のひざを曲げた時にピキッっと痛みが走る。。。
振り返ればスタート地点ははるか上の方で、こんな状態で明日あの上まで登れるんだろうか?
それ以前に今日のゴール地点までたどりつけるんだろうか?

ちなみに、もし歩けなくなったり助けが必要になったら、通りかかった人にレスキューを呼んでもらいましょう。(めったに人は通りかからないけど…)
トレイルの途中に数箇所緊急電話が設置してあるんで、そっから電話してもらえば救助にきれくれるらしいっす。
ただし、費用として2000ドル(今のレートだと約23万円か)請求されます。。。

「2000ドル、2000ドル…」とブツブツつぶやきながらフラフラと歩を進めていると、やっと大きい川が流れる音が聞こえてきた。
あの岩陰を越えるといよいよ底に流れるコロラド川か?って思いながら歩くが、行けども行けども見えてこないんだな、これが。。。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)


思えばこの頃が今日の疲れのピークだったかも。
同じように一人で歩いてるおばちゃんとすれ違う時に、「あなた大丈夫?水持ってなければあげるよ。」と声掛けられたし、本当フラフラでした。

そんなこんなでぐったりしながら歩いていると、やっと川が見えてきた!
つまりは底って事ね。
スタート地点からは6時間経ってる。。。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)


さらに川のすぐ横まで降りれるようになってたけど、宿へはまだ川沿いを歩く事になるし自分の体力と相談して諦める事にしました。
間近に見えるコロラド川はコーヒー牛乳色で、決して激流ではないけどとっても速い流れですね。


つづく

December 30, 2005

05/9/18-6 ハードウェイ

前のを読み返してみて思った。
俺って文章ヘタだな…_| ̄|○


え~っと、前回の更新の通り『IndianGarden』で休憩し、少し体力が戻ってきたんで出発します。
本日の最終目的地である『PhantomRanch』までは8㎞の道のりで、事前の調査によるとこれから厳しい道があるようで、気合を入れて行きましょう。

しかし、さっき往復した『PlateauPoint』のトレイルと違って、こっちは木があったり崖の脇を通ったりで暫くは日陰が多く、暑さが和らいで比較的楽な道ですね。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)


小さな谷に沿って見通しのきかない所を暫く歩き進んで行くと、ぱっと視界がひらけた所に出ました。
その先には急斜面へばりつくようにスイッチバックで下っていくトレイルが見えます…
あれを下るのね。。。
そして帰りは登るのね。。。
ガゾーだとあまりわかりづらいけどスゲー急な斜面です。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)


これまでもゆっくり下ってきましたが、こっからはより一層焦らず一歩一歩を小幅に慎重に進みましょう。
さっきまでとはうって変わって日陰が無くて暑いです。
しかも万が一落石があったらひとたまりもないかと…

途中たまらず数回の休憩を挟みながら行っては戻って行っては戻ってのスイッチバックを繰り返し、やっとの事で急斜面を下り終わった…
しかしもう左のヒザが痛い。。。

この急斜面を下ってハードな所は超えたようだけど、まだまだ谷底ではなく先があります。
大丈夫か?俺。


つづく

December 20, 2005

05/9/18-5 プラトーポイント到着

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(18/9/05 Plateau Point , GrandCanyonN.P)

到着した『Plateau Point』は、大きな岩が丁度展望台みたいになってて、他に2組の人達がいますね。
遠く周囲はぐる~っと崖に囲まれていて、でもでっかい谷なんで閉塞感もなく空が広いしとってもいい所です。
岩の縁には手摺があって、そっから下を覗くとスンゲーっす!
ず~っと下に茶色い水が流れるコロラド川が見えるけど、見てるとケツがムズムズしてくる。
さすがにココは手摺が無いと怖いかも…

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(18/9/05 Plateau Point , GrandCanyonN.P)


崖の上と違って他にいる人達も静かに景色を楽しんでいて、かすかに川の流れる音が聞こえてきます。
崖の縁に座って下を眺めていたら、丁度コロラド川の川下りを楽しんでるボートが通りかかり上まで声が聞こえてきた。
多分下の人達は上から覗かれてるのを知らないんだろうなぁ~
でもそれを見てる俺も崖の上から覗かれてたりしてるのかも。

景色を楽しむ為とエネルギー・水分補給の為、ちょっとゆっくりしましょ。
崖の上の展望は180度開けててそれはそれで素晴らしいけど、ここはもう360度全てがそんな景色で自分がその中にいるからね♪
やっぱ国立公園はトレイルを歩くに限るって事を改めて感じましたよ。
振り返ると↓な感じだし。

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(18/9/05 Plateau Point , GrandCanyonN.P)


まだまだここに居たいけど、先は長いんでまた来る事を誓って早々に切り上げましょ。
ここは行き止まりなんで来た道を30分かけて『IndianGarden』まで戻ります。

しかし暑い!
日陰が全くないから涼める場所も無いし、頭から水をかけてタオルと帽子を被って歩くのみです。
トレイルを歩く時の注意書きに、気分が悪くなったら日陰で休みましょうって書いてあるけど、ここでは無理っすね。

それでもまだ元気なまま『IndianGarden』に30分で到着。
暑くてしょうがないんで再度休憩をして、涼むことにしましょう。


つづく

December 18, 2005

05/9/18-4 プラトーポイントへ

15分位休憩の後、また歩き始めましょう。

ここからは一旦谷底へではなく行きたかった場所へ寄り道をするので、分かれ道を左へ行きます。
目指す場所は『Plateau Point』というコロラド川を上から望めるポイントで、その途中のトレイルは崖の上からも確認出来ます。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

そもそも谷底へ降りるきっかけになったのも、そのトレイルを上から見て「あの下に見える線は何だろう?」って思って調べたからなんですよね。
上から見ると↓の真ん中右ナナメ上に走る線がトレイルでそこを歩きます。

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見てわかる通り日陰になる所は全くなく、日差しが強くなってきた事もあってとっても暑いけど、ぬらしたタオルを頭に被っていると暑さが和らいで良いです。
崖の上から肉眼じゃ見えないだろうけど、双眼鏡とかで誰か俺の事見てるのかなぁ~なんて思いながら、テクテクひと気の無い道を歩いて約30分で到着。


つづく

November 22, 2005

05/9/18-3 インディアンガーデン

何回スイッチバックを折り返したんだろう?
崖に張り付いたトレイルを折り返すたびに下っていって、やっとスイッチバックが終わって谷に向って真っ直ぐな道になり勾配も緩やかになりました。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

来た道を振り返ってみると、スタート地点は断崖のはるか上で凄い所に来てしまったみたい…
でも、出来るだけスローペースで下ってきたおかげなのか、たいして疲労感もなくこの時点では意外と余裕♪(この後が大変だったんだけどね)

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)


さらに進んで、一先ず目的地としたIndianGardenに10時に到着。
途中軽い休憩はしたけど約3時間ほぼ歩きっぱなしなんで、ここで長めの休憩を取りましょう。
7.4㎞歩いて、まだまだ先は長いし…
ここIndianGardenは、元々はネイティブが生活していた場所で、でも国立公園にする時に白人が追い出して公園を管理するレンジャーの施設になった所です。
ここにはキャンプグランドがあり、トイレや飲料水もあります。

俺を追い抜いて行ったグループもベンチに座って休憩していて、隣のベンチに座りましょう。
座ってみると疲労感がどっと出てきました。やっぱり3時間歩くのは大変なもんすね。
これからのエネルギーを補充する為にも、ここでウィダーインゼリーとカロリーメイトを食べましょう。
あと、高度がだいぶ下がってきたし太陽も高い位置になってきたんで暑くなってきました。
これからもっと暑くなるんでしょうね…

つづく

November 15, 2005

05/9/18-2 トレイルスタート

谷が朝日でオレンジ色に照らされている朝7時に、BrightAngelTrailのトレイルヘッドに着きました。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

トレイルヘッドは高度2,103mで、今日の最終目的地である谷底のPhantomRanchまでは15.4㎞の道のりで高度732mと高低差1,371mあります。
まずは7.4㎞先にあるIndianGardenを目指しましょう。

普通の山登りと違って、谷底へのトレイルは当然最初に下りなのでヒザを痛めやすく、十分過ぎる位ゆっくり足にあまり負担をかけないよう心がけながら歩きます。
しかも、谷の上は涼しいけど先に進むにつれ高度が下がって暑くなる、という風になかなか過酷な道のりです。

トレイルは幅が2~3m位あり、下は硬く締まった土で所々に階段になっている所もあり、行って戻ってのスイッチバックで急な崖を下っていきます。
そして、すごく嫌なのがそこらにミュール(馬とロバ?の中間種)の糞が落ちてる事。
GrandCanyonに限らずどこの公園にも、このミュールに乗ってまわるミュールツアーっていうのがあって、人が歩くトレイルと共通なんでこうなっちゃうんよねぇ…
今はまだいいけど、登りでハァハァ呼吸している所に糞の臭いが漂ってくるんでたまったもんじゃないっす。。。
これって何とかならんのかね。

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

景色を見ながらゆっくり進んでいると後から抜かれたりするけど、焦らずマイペースに行っていたら2人組みの白人男性に話し掛けられました。
「底まで行くの?」って聞かれて「そうだよ」って答えたら、「俺らもだよ、頑張ろうね!」とな。
何かこういうコミュニケーションが出来るだけで嬉しいっすね。

1時間位歩いて軽く休憩します。
…しかし、スタートした時から景色が全く変化ないっす(>_<)
崖の上を見上げて見ると結構な高さを下ってきた事がわかるけど、まだまだって感じ。。。
最初の目的地IndianGardenの次に向うPlateauPointが正面に見えるけど、まだはるか彼方にありますよ。
大丈夫なのか?

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(18/9/05 BrightAngelTrail , GrandCanyonN.P)

でも兎に角歩くしかないので、軽く水分を補給し再スタートします。

つづく

November 11, 2005

05/9/18-1 準備万端

入国3日目


今日・明日は今旅のメインイベントのGrandCanyon谷下りの日!
スケジュールは、今日朝から途中1ヶ所寄り道しながら下って夕方までに谷底に到着。予約してあるPhantomRanchというロッジに1泊し、早朝から元来たトレイルを登って夕方までには谷の上に戻る、といった予定です。

GrandCanyonの谷底に歩いて下りれる事を知った時は驚いたけど、それ以上にそんな所にロッジがある事はもっと驚くべき事でしたね。
谷底にはこのPhantomRanch以外はキャンプグランドにテントを張って泊まるかしかなく、ロッジは大変人気があるようで、2年前の予約開始と同時にすぐに予約でいっぱいになってしまうようです。
そして、谷底の往復はとってもハードな道のりなので、基本的にロッジの予約かキャンプグランドの許可を持っている人しか行っては行けない事になっています。

このロッジに泊まりたいとは以前から思っていたけど、2年前から予約するなんて無理っしょ。
なので、園内にある予約を管理している窓口に前日早朝に行って、キャンセル狙いで行こうと思ってました。
もし予約が取れなければ、今回は諦めて別の公園に行くつもりでした。
でも、万が一の可能性もあると思い、オンラインの予約サイトで宿泊の5日前に予約を入れてみると何と取れてしまったのです!!
人数が1人だった事もあるんだろうけど、それにしてもラッキー☆
これで安心してアメリカに来る事が出来たんですよね。

今いる南側(SouthRim)から谷底へは主に2本のルートがあるけど、行きは途中寄り道したい所に行く為、帰りは登りのルートが楽らしいので、BrightAngelTrailを往復する事にしました。
途中に水の補給場所はあるけど、それ以外には何も無い為それなりの物を持っていかなければいけないようです。

色々調べて下記の物を持って行く事にしました。
・飲料水 3リットル
・出発当日の昼食(カロリーメイトとウィダーインゼリー他)
・他に軽く食料(ナッツやビーフジャーキー、飴など)
・雨具(万が一)
・ヘッドライト(翌日の出発が日の出前の為)
かなりハードなルートなので、なるべく負担にならないよう最低限にしました。


起床は5:00、外はメチャメチャ寒いっす…
荷物を全てクルマにうつしチェックアウト、フロントで暖かい紅茶をもらって飲みながら公園へ。
さすがにこの時間なら入園ゲートは待つ事なく通過し、朝食は園内のYavapaiLodgeで食べて、トレイルヘッドのあるBrightAngelLodgeへ向います。

BrightAngelLodge近くの適当なパーキングにクルマを停めておき、忘れ物がないよう良く確認。
トレイルヘッドはロッジの奥にありそっちへ向います。

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(18/9/05 GrandCanyonN.P)


つづく

November 09, 2005

05/9/17-5 はぁ?まじで?

国立公園では、座ってゆっくり景色を眺めてホゲーっとしてるのが好きなんだけど、ここGrandCanyonN.Pは人が多くて落ち着いて楽しめないんですよね。
沢山の人が入れ替わりガーっと来てて、いろんな言語が聞こえて五月蝿いし何か慌しいし…
特に今回感じたのは日本人が多い事。普通に日本語がアチコチで聞こえてきます。
そういう人達は多分ハードスケジュールなバスツアーとかなんでしょうね。
ちゃちゃっと景色を眺めて、数枚写真撮ってどっか行っちゃいます。
う~ん、あれで楽しめるのかぁ?
まぁ人の事はどーでもいい訳で。

そんな事より、↓の景色を眺めていてひとりビビって不安になりました。
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(17/9/05 GrandCanyonN.P)

ここを訪れる人達の中でそんな風に思う、と言うかそんな所見る人なんて殆どいないんでしょうね。
俺が見ていたのはココ。

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一面見渡す限り荒地だけど、そこには緑がありますよね。

前にも書きましたが、明日そこに行きます。

…歩いて(^_^;)

…しかも泊まりで

そりゃもう、ちっちゃな谷とは違ってココはグランドなキャニオン。
ちょっと行ってくるって距離じゃないんだけど、前にも言ってるように国立公園は中を歩いてこそ楽しめると思うし、行くなら頂上(この場合だと底)まで行きたいじゃない。
なんで、無謀かも知れないけど今旅のメインとして挑戦します。

でもその場所が、はるか先のはるか下にあるのを見たら、かなり不安になってきました…

あの地までどこをどうやって歩くんだろう?って谷の下の方を見てたけど、だいぶ日が傾いて寒くなってきました。
夕日が沈む所はとってもいい感じなんだけど、明日万全の体調で望みたいし今晩はゆっくり休む為、これにてモーテルに帰る事にしました。

帰りに今晩の夕飯をどうしようか悩んだけど、あまり食欲無く昼と同じマックでサラダを買って部屋で食べる事にしました。つっても立派なチキンが乗ってて食べ応え十分。
しかし、ついてるテレビ番組が不味かった…
ディスカバーチャンネルで地下室のトイレが逆流した家を掃除する仕事を映してる。
家中がウ○コまみれ…
全てスコップですくってビニールにつめて…
ってウゲーって思いながらも食事しながら全部見てしまった。

その後フロ入って就寝。
明日は7時に谷下り開始!

《16/09/05 Needles-Tusayan 310.3mile》

November 08, 2005

05/9/17-4 各ポイント

次は東から順にそれぞれのViewPointを見ていきましょう。
ただ、GrandCanyonはどのViewPointも基本的に一方向に谷側を見るので、ガゾーだとあまり代わり映えしないかもしれないですね。
まぁそんな訳で、今ガゾー見てもどのViewPointで撮ったのか把握出来てませんで…

兎に角、『DesertView』の後は、谷沿いに西に向かって『NavajoPoint』→『LipanPoint』→『MoranPoint』→『GrandviewPoint』→『YakiPoint』って感じで見ていきました。
撮ったガゾーをアップしときますんで、どこでどう見えるか気になる方は他のサイトで調べて調べて下さいな。

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(17/9/05 GrandCanyonN.P)

見てわかるように、時間が経つごとに段々日が傾いて来て陰影がよくでていいっすね。

つづく

November 07, 2005

05/9/17-3 デザートビュー

向ったビューポイントは02年には行かなかった一番東端の『DesertView』。
今いる中心の所から崖沿いの道を川の上流に向って30分近く走らなきゃ行けません。
向う途中の道は結構アップダウンがあって、しかも所々左側には谷のスンゴイ景色が見えたりして、なかなか楽しいドライブです。

そして、途中にあるポイントは全て飛ばして、『DesertView』に到着しました。
ここは公園の一番東の端に位置し、一般的にイメージするGrandCanyonの景色とは少し違っていて、谷の幅がとても広く場所によっては下を流れるコロラド川が見渡せます。

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(17/9/05 DesertView,GrandCanyonN.P)


そして東の方を見ると渓谷は終わっていて、その先はず~っと荒野が続いています。
そのず~っと先にはMonumentValleyがあるんですね。

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(17/9/05 DesertView,GrandCanyonN.P)


ここには展望のタワーが立っており、中に入って窓越しに見る谷は少し違った印象をうけます。
天気が良く空気が澄んでいれば、谷の対岸からこのタワーが見えるらしいです。後日そっちにも行くので、チェックしてみましょう。

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(17/9/05 DesertView,GrandCanyonN.P)


つづく

October 22, 2005

05/9/17-2 3年ぶりの再開

空腹も満たされたし、GrandCanyonN.Pに向いましょう。

Tusayanから公園のゲートまでは数分の距離だけど、町を出て直ぐの所でゲートを通過する為の渋滞してます。GrandCanyonは訪問者数が多く、人気の公園ですからね。30分位ノロノロ進んで、やっとゲートに到着。

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(17/9/05 GrandCanyonN.P)

入園にはクルマ1台当り$20かかるけど、俺は年間パスを持っているのでこれで入園出来ます。このパス、購入月の1年後の同月まで都合13ヶ月の期限になっており、去年グランドサークルで購入したパスが使える訳ですね。

いつも通りゲートで地図をもらって、近くのビューポイントへ向います。
しかし、ゲートから近いポイントのパーキングはいっぱいで、少し西へ行った『』に停める事が出来ました。
クルマから下りてビューポイントまで歩いていくと、ドーン!!

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(17/9/05 GrandCanyonN.P)


初めてアメリカに来た02年に一度訪れているとは言え、CanyonlandsN.Pの方が好きなんて思っていながらも、やっぱスゲーもんは凄いです。
カメラだと視界の一部しか切り取れないのが残念ですね。前方の視界全部がコレだから、そりゃその場に立って見ればイイモンです。
ただ、着いたのが昼過ぎでお天道様は真上にあって、景色は陰影が少なくノッペリして見えますね。ここは朝と夕方が、より大きさがわかってよいと思いんですよね。

これからアッチコチのビューポイントへ移動して、景色を楽しみましょう。

つづく

October 13, 2005

05/9/17-1 R-66と機関車

入国2日目


今日はGrandCanyonへ向います。
例によって5時と早起きして、まずは朝食を食べにモーテルの隣にあるデニーズに行きましょう。昨晩は夕飯を食べてなくハラペコなので、ココはがっつりと朝からステーキ食べちゃいます。
ハイ、オーダーしたのがコレ。決して柔らかくはないけど、俺はこういう噛みごたえのある肉が好きですね。

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(17/9/05 Needles)

満腹になったら、部屋に戻って荷物をまとめて出発です。
まずは、昨日に引き続きI-40を東へ行ったArizona州のKingmanへ向います。
まだ薄暗く僅かに東の空が明るくなっている中走り出し、1時間ちょっとでKingmanへ到着、ここからは去年同様インターステーツを下りてroute66で東へ走ります。

雨降りな去年とは違って、今年は快晴でしかもオープンカー!すっかり太陽も昇って明るくなってきたので、幌をあけて走りましょう。
イャッホ~イ~!ヤベー、オープンいい♪1台欲しいっす。オープンにして走ってみると、周囲の色々なニオイも伝わってくる。草のニオイがしたり、18ホイラーとすれ違えば排ガスのニオイ、あとたまに牛臭かったり…

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(17/9/05 R-66)

道路の横には線路があって、2段積みした20フィートコンテナを乗せた貨車を100両近く引っ張るディーゼル機関車が走ってます。それも西行き東行き共ひっきりなしに走ってる。これと、ハイウェイを走る大量の18ホイラーが、アメリカの物流を支えているんですね。
線路の近くで見れる所があったので、クルマを下りて待っているとゴーっていう重低音を響かせて来ました。間近で見るとスゲー迫力!かっこええ!!欲しい~!!!

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(17/9/05 R-66)

圧倒的な迫力に見とれていて、何両あったか数えてなかったけど、むちゃくちゃ長いです。

その後I-40に再び合流し、WilliamsでAZ-64に乗り換え北上。ここを真っ直ぐ行けばGrandCanyonです。
他の国立公園は近づくにつれ周囲の景色が変化し、否応なしに気分が盛り上がって来るけど、GrandCanyonは全く前兆が無いんですよね。段々高度が上がって高原のような景色に変わるけど、本当にこの先にグランドな谷があるのか?って感じですね。

そんな高原の道を走っていると、いよいよ公園まで数マイルの所にある町Tusayanに到着しました。

今日は公園を見学しこの町で一泊する予定なので、先に今晩の部屋を確保しておきましょう。ここTusayanにはモーテルやホテルが数軒あります。その中でどのモーテルに泊まる所は実は今朝決めました。大抵のデニーズには入り口に、その州内各地のモーテルの割引クーポンが置いてあり、今日は、朝食時にそれでTusayanで割引があるモーテルを捜しておいたのです。RedFeatherLodgeなら10%OFFで、元々のレートもそんなに高くなかったのでココしかないと。
行ってみると無事部屋も確保出来、安心して公園へ向かう事が出来ます。部屋に荷物を置き、向かいにあるマクドナルドで昼メシを食べて、公園へ向かう事にしました。


つづく

October 12, 2005

05/9/16-9 見上げれば青空

レンタカーのオフィスを出て、近くのインターからインターステーツに入り、LAを脱出します。
目的地はLAから東へ行ったアリゾナ州へあとちょっとの町Needles、今日は去年と全く同じ目的地ですね。
状況によっては、さらに東へ行ったアリゾナ州のKingmanまで足を伸ばしましょう。

このマスタングには期待したナビはついてなく、今回は地図を見ながらの走行。でもまぁコッチの道は標識はわかりやすいし、去年も走った道なので困る事もないっすね。
それと、直ぐにでもトップを開けてオープンにして走りたいけど、空港近辺はあまり治安いいとは思えないし、LA内ではやたらな心配をしたくないんで我慢して、LA脱出したらオープンにしましょう。

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(16/9/05 I-105)

舗装状況の悪いコンクリートの路面と、車線のラインの替わりに打ってある金属の鋲、所によっては8車線にもなる大動脈、その沢山ある車線で右から左からバンバン抜いていくクルマ、う~んLAに来たって感じ♪
そうそう、バーストしたタイヤカスやその他モロモロ落ちてるんで、前はしっかり見て走らないとね。

I-105からI-605と乗り継いでいくけど、途中渋滞が多く思っていた以上に進みは悪いっすね。

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(16/9/05 I-105)

それからI-10を西に進み、I-15を進むにしたがいスムーズな流れになってきて、周囲の景色も変わってきます。
そろそろオープンにしてみましょう♪
路肩に停めて、左右のラッチを外してスイッチを押せば幌がウィ~ンと開きました!
おお!気持ちいい!!
見上げれば青空♪振り返れば青空♪イェーイ!オープンにして良かったぁ~☆

機内ではファーストなベットでしっかり寝れたので睡魔にも襲われず、あっという間にI-40への分岐点Barstowに到着。ココでは、アメリカに来たら毎度楽しみにしてるIn-n-outでハンバーガーを食べようと寄ったが、夕飯時だった事もあり行列が出来てて諦めて、先に進む事に。

こっからはI-40を東へ。Barstowを出て数マイル、インタステーツの右側には映画になったバクダットカフェがあるが今回もパス。いつかは行ってみよう。
しかし、このBarstow-Needles間200㎞以上あり、途中に町は殆ど無い。Barstowを18時頃出発したので、段々陽が落ちて暗くなってきてる訳で、心細くなってくる。。。

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(16/9/05 I-40)
↑西日を背負って走るマスの影が。オープンだぜ!!


途中で幌を閉めて、すっかり暗くなったインタステーツをどんどん進む。「やっぱりBarstowで泊まっておけば良かったかなぁ」と少し後悔しながら走っていたら、先に明かりが見えてきた!
俄然やる気が出てきて、遂にNeedlesに到着。さらに先へ、って事も当初は考えてたけど、やっぱり初日はココが限界かもね。今回の旅行ではクルマのパーツをシコタマ買う予定なんで、宿泊費はなるたけおさえたく、安いモーテルチェーンのMotel6を見つけチェックイン。

さぁ明日も早いんで、フロ入って寝ます。


《16/09/05 LAX-Needles 273.5mile》

October 11, 2005

05/9/16-8 レンタカーの車種は?

食事が終わって1時間弱でロサンゼルス国際空港(LAX)に着陸。
12:50の到着予定なのに、今回追い風が強かったのか11時には着陸しました。

当然我らファーストな人達は最初に機外で出る事が出来、入国審査へ急ぎます。ちょっと前に別の便が到着していたようなので入国審査には各ブースに数人いる程度だったけど、列に並んで待っている内にみるみる列は長くなっていきます。ここでもファーストの恩恵が受けられる訳ですね。

顔写真と指紋を取られて、何事も無く入国審査をパス。預けた荷物を取りに行きます。
でも…預けた荷物もファーストの人から優先的に出てくるんだけど、エコノミーの人の荷物とは別の所に出てくるのね…
ずっと待ってたけどなかなか出てこず、ふと隣のレーンを見たらそこにあった。とっくに出てたらしい_| ̄|○
あーここでタイムロスしてもうたぁ~

気を取り直して、荷物を持って外へ出ましょう。
目指すは今回レンタカーを予約したHertzのオフィス。といっても各レンタカー会社のオフィスは空港から離れた所にあり、それぞれの会社の循環しているバスに乗って行きます。空港の各ターミナルには、色々なレンタカー会社のバスが停まる共通の停留所があるので、そこで目的の会社のバスが来るのを待ちます。タイミング良く停留所にはすでにバスが来ていたので、それに乗り向います。

オフィスへは5分程で到着。
去年の旅行記でも紹介した通りHertzのゴールドメンバーなので、バスを降りた正面にある掲示板から自分の名前を探し、そこに書いてある番号のパーキングに行けば自分のクルマが置いてあります。オフィスで並ぶ必要がなく、そのままオフィスの出口に向えばいいだけなんでとっても簡単、ファーストに搭乗する人はコレ位常識ね♪

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しかし、元々13:30からで予約してた所にヒコーキの到着が早かった為、まだクルマの用意をしてないようで名前が見当たらないです。掲示板の横にいる係りのおばちゃんに言ったら、直ぐに用意してくれるようです。

5分程掲示板の前で待ってたら、俺の名前が出てきました。
早速指定された場所に向かって近づいていくと、そこには赤メタリックの新型マスタング オープン☆イェ~イ♪希望通り!!

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…んが、ん?アレ??
俺のは86番のスペースに停めてあるクルマなはず…でもそこにはジープ リバティが…
オープンカーで予約したんだけど(-_-メ)

どう考えても間違いなんで、さっきのおばちゃんの所に戻って言ったら、直ぐに調べてくれて、表示した数字が間違えてた事がわかり、さっきみた赤メタのマスタングでした。
イヤイヤ、よかったですわ。

荷物をトランクにしまい、各スイッチ類をチェックして出口のゲートに向います。ゲートでは免許証とパスポートを提示して、書類にサインをすれば手続き終了。クルマに乗ったまま簡単にチェックアウト出来ます。

さぁ、インターステーツに乗って一路東へ向いましょう。

あ、そうそう、俺 エーゴはまともに喋れないっす。
でも大体で何とかなるものです。
さっきのおばちゃんへ「俺の名前ないよ」っていうのは、
「No name」掲示板指差しながらね。
「クルマ違うじゃん」って言うのは、
「I reserve open car,but there is not open car.」
これで何とかなるもんです。


つづく

October 10, 2005

05/9/16-7 軽食

んでは朝食に相当する軽食をいただきましょう。

これもインターナショナルと日本食が用意されてます。
コメ嫌いな俺が日本食を選ぶ訳も無く、インターナショナルでいきましょう。
でも、ディナーの時のように色々リクエストを聞かれたけど、寝ぼけてた事もあり殆どエーゴが聞き取れず、理解不能のまま適当に返事したので何が出てくるのかわからん?

1.フルーツ
フレッシュフルーツの盛り合わせ

IMGP0064.jpg


まず初めに出てきたのがコレ。甘い物は好きじゃないんで普段は殆ど食べないんだけど、出てきたんで食べましょう。乾燥した機内だったこともあり、何だかうまかったです。

2.メイン
卵料理 (ベーコン、トマト、マッシュルーム添え)

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まぁ卵は普通って感じで、でもベーコンとトマトはうまかったです。

あとは一緒にパンを食べました。

メニューを見ると、他にコーンフレークやワッフルがあったようです。それらはあんまり好きじゃないんで、適当にオーダーした割にはうまく出来てたみたいです。

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ちなみに和食は以下の通りのようです。

1.小鉢
季節のフルーツ
2.前菜
はりはり大根と軸山葵和え、飯蛸生姜煮
3.煮きあわせ
大根、ひすい銀杏、しめじ、紅葉麩、菊花、そぼろ餡
4.焼き物とあしらい
秋鮭と白アワビ茸柚庵焼き、金平蓮根

一緒にコメか粥が出るようです。
まぁどんな料理か想像つかない訳で…
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軽食が終わるともうサンフランシスコ近辺を飛んでおり、もう直ぐ着陸態勢に入ります。


つづく

October 07, 2005

05/9/16-4 そこにはベットが!

機上のディナーを終え暫くすると機内のライトが消えおねんねタイムとなりました。

入国したらすぐ300㎞近く運転する事になり睡眠は多く取っておいた方がよさげなんで、映画の続きを見ながら寝る事にしましょう。
CAが「ベットにしましょうか?」と言うのでお願いして、俺はトイレに。

このトイレ、エコノミーだと常に順番待ちですよね。だって200人で4部屋とかしか用意してないでしょ?でもでも、ファーストには12人に対して2部屋用意されており、待つ事ナシ!
さすがに中はエコノミーと同じだけど、やっぱ違う所ありました☆まず手を拭くタオル、普通はペーパータオルでしょ?置いてあるのは小ぶりな普通のタオルですよ、しかも回収する所なんてなく使ったら捨てろと。勿体無いっすね。あと歯ブラシセットや髭剃りセットも用意されてます。しかもSQのファーストクラスのマークが入ってます。

またしても驚きを覚えながら席に戻ってみると、そこにはベットがあります。シートの背もたれと足置きをフルフラットにして、その上に敷布団と羽毛の掛け布団、そしてシルクの枕があり、そりゃもう安眠が約束されますよ。いや~あの狭苦しいエコノミーとかいう所とは別世界ですよ。(暗くて写真が取れなかったのが残念)

IMGP0062.jpg
(一応自分の足元に向けて撮って見たのがコレ)

ベットに横になりながら映画の続きを見て、その後でガイドブックでこれからの旅行での見所をチェック、んで眠くなったら寝る。実際はこれからの旅行とファーストの快適さに興奮気味であまり寝付けなかったけど、それはそれは快適です。

いつの間にか眠りについていて、CAにやさしく起こされました。「そろそろ簡単な食事でも用意しましょうか?」とね。まぁ用意してくれんなら食べますがな。ってか食って寝て起きてまた食うって感じ(^_^;)
画面で現在地を確認すると、もうアメリカ大陸はすぐそこ!ぐっすり数時間寝てたんですね。いかに快適かわかります。

ベットをまたシートに戻してもらって、LAX到着まで軽食を楽しみましょう。
エコノミーであればこの軽食に至るまでとっても長いと感じてたけど、本当あっという間です。


つづく

October 06, 2005

05/9/16-5 ディナータイム

はい、じゃあ順を追って出された料理をアップしていきましょう。

1.カナッペ
サテー(タマネギ、キュウリ、スパイシーピーナッツソース添え)

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皿を持ってきてからソースをかけてくれます。
肉が柔らかくて、いきなりウマイです。


2.前菜
キャヴィア
(メルバトーストと薬味添え)

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出たぁ~!結構な山が出来てますよ。でっかいスプーンでたっぷり3杯分はあり、これで幾らするんですかね?こんなに沢山食べたのはもちろん初めて。まわりの薬味と一緒に食べました…んが、正直 別にうまかないっす。イクラの方が数十倍ウマイっすね。他の席の乗客を見ると、キャビアを選ぶ人少ないですね。食べ飽きたって感じなのかなぁ。

他に車海老とアボカドのタルタルも選択可


3.スープ
パンプキンスープ
(リコッタチーズ風味ラビオリとクルトン添え)

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とっても濃厚で甘味があるスープで◎


4.サラダ
季節のグリーンサラダ

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まぁフツーのサラダだけど、こんなシャキシャキの野菜を機上で食べれる訳ですよ、ファーストは。


5.メイン
すずきのマスタードシード風味 白ワインソース
(季節の小野菜、ポテト)

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すずき自体はいい味です、ただソースがちとくどい感じでよけて食べた方がうまかったです。

他に黒豚の中華黒胡椒ソース炒めか、野菜のスパイシー煮込みも選択可

一緒にパンももらえて、ガーリックトーストがとってもおいしいです。
この後、チーズの盛り合わせやフルーツの盛り合わせ、あとデザートももらう事出来ます。俺は興味なくもらわなかったけど。

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ちなみに和食は京懐石で以下の通りのようです。

1.八寸
柿と大得寺の白和え、秋刀魚卯の花焼き、天魚南蛮漬け
2.向付
海豚皮煮凍り
3.麺
茶蕎麦
4.台の物
甘鯛若狭焼き、薩摩芋レモン煮、かぼす
5.煮きあわせ
にしん田舎煮、茄子、隠元、花人参
6.酢肴
鮭白子湯引き、若芽

あとご飯と味噌汁がつくらしいけど、メニュー見てもナンノコッチャさっぱり(汗
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正直メインはまぁまぁって所で前回紹介したブックザクックで指定しておいた方が良かったかな?って感じですね。メニューを見るとローストビーフやらロブスターのなんちゃらかんちゃらとかあるし…
でもまあ、映画を見ながらゆっくり食事出来て、食べ終わる絶妙のタイミングで次の皿が出てくるって感じで、エコノミーの世界とはおよそ違ってますね。

ファースト最高!!


つづく

October 05, 2005

05/9/16-4 ディナーのメニュー

革のしっかりしたカバーに挟まれた機内食のメニューを見てみましょう。
成田からLAXへ向うディナーは大きく2種類から選べます。インターナショナルと日本食ですね。さらにインターナショナルには前菜が2種類、メインが3種類から選ぶ事が出来ます。
何かもう機内食じゃないですね、それはもうよさげなレストランっすよ。

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実はSQのビジネスクラス以上の機内食は、事前に数十種類のメニューからチョイスできる「ブック ザ クック」というサービスがあり、かなり魅力的なメニューが盛り沢山だったけど、今回は何も指定せず機内で選べる物の中から選ぶ事にしました。

暫くするとCAがメニューは何がいいか聞きに来ました。食前に飲み物は?とかキャビアは食べるか?(そりゃ食べますって)とか、メインは何にするか?とか、デザートは食べるか?とかね。一通り伝えると、早速モニター下に隠れてたテーブルを出し、テーブルクロスを引いてディナーの始まり始まり♪
え?テーブルクロスは常識っしょ?まさか小さなトレーに何から何まで乗っかってて、狭いシートとテーブルでプラッスチックのフォークとナイフで苦労しながら食べる?まさか、そんな世界があるんすか?

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普通ならここでいい酒でも飲むんでしょうね。飲み物メニューにはドンペリなんつうのもあるしね。でもあいにく俺はアルコールは一切無理なんで、お紅茶でもいただく事にしました。

つづく
(短く区切りすぎかなぁ~)

October 04, 2005

05/9/16-3 離陸

どうやら庶民達も押し込められたようで、プッシュバックが始まりました。

この間に、何やら袋に入った物をCAが配り始めました。
「ホニャララは黒とグレーどっちがいいでしょう?」ってエーゴイで聞かれて、とりあえず黒い方をもらっておきましたがコレ何でしょう?「ホニャララ」が分からんがもらってあけてみたら上下おそろのスエット。要はそれに着替えてゆっくりお休み下さい、って事みたいっす。結局着替えなかったけど、アメリカ滞在中の寝る時に着る物を持っていかなかったので重宝しました。

この時間の成田は離着陸がラッシュでタキシーウェイをなかなか進まないです。ジェットエンジンはオーバーヒートしないのかなぁ~とか考えながら待ち、10分以上待ってやっと離陸しました。
暫くしてシートベルトサインが消えると、今度は小さなポーチのような物を配り始めました。
もらって早速あけてみるとアメニティーキットでした。しかーし、そこはファーストクラスでっせ。そこらの安物なんて配りませんぜ。ブランドを見るとなんとブルガリ!!
中にはブルガリの
・香水
・リップクリーム
・アフターシェーブローション
・アイマスク
あとブルガリブランドじゃないけど髭剃りも入ってます。
イヤイヤ、ファーストクラスには驚く事ばかりです。

IMGP0794.jpg
IMGP0796.jpg


シートベルトサインが消え、エンターテイメントシステムが使用可能になったので、シートをリクライニングしてひとつ映画でも見て見ますか。
他のエアラインのシステムがどういうものか知らないけど、SQのはとっても良いです。個々のシートに画面とコントローラーがついていて、映画は数十タイトルから選ぶ事が出来、自分の見たい時に見れて早送りや一時停止も出来ます。ゲームも去年乗った時からさらに増えてて、長時間のフライトでも暇つぶし出来ていいですね。それにエコノミークラスとか言う庶民が乗る所にもついてるらしいです。まぁファーストに乗りなれたぼくちゃんはエコノミーなんて見た事無いけどねぇ~
ここは、ちょっと古いヴィン・ディーゼル主演の「XXX(トリプルエックス)」でも見ましょう。何てったって、'67のシェベルと同じくA-body GTOが出てるからね。

それにしてもファーストクラスは飛行機の機体一番前にあり、エンジンの音が全く聞こえません。その分、空調の音が気になるけど、持ち込んだボーズのノイズリダクションのヘッドフォンをつけるととっても静かです。ソファーのようなシートに座って映画を見てたら、それはもうくつろぎのスペースでさぁ♪

映画を見始めてすぐ、今度は機内食のメニューが配られます。
さてさて、これも楽しみの1つです。

つづく

September 28, 2005

05/9/16-2 いよいよ搭乗

はい、お待たせしました。
それでは機内に搭乗しましょう。

ここも専用ゲートになってますね。モチロン行列なんてナッスィング♪庶民達が狭いベンチに座って待っているのを横目に悠々と行きましょう。ビジネスの人はチケットを機械に通すけど、ファーストは人が手でちぎってチケットの半券を渡してくれます。たいした事じゃないけど、そういう所も徹底されてるんですね。

ボーディングブリッジを渡り、機内にはCAが待機しているのでチケットを渡すとここでも「○○様お待ちしておりました」とね。もちろん自分の席まで案内してくれます。

そこに広がる世界は…小さなシートがぎっしり並ぶエコノミーの様子とはまるで違う世界☆
まず通路が広い!
んで、シートは一席毎に独立してますよ!しかもデカイデカイ!
何となく写真では見た事あったけど、実際行ってみるとビックリだね。そりゃもう顔がニヤケてますよ。

IMGP0791.jpg
(25/9/05 SQ11)

俺の席は、チケット入手時に指定してあった通り左窓側の前から2番目。本当は1番前が希望だったんだけど既に取られていてこの席に。左側にしたのは、アメリカ大陸が近づいたらいろいろ眺められそうなんでね。しかしかなり浮かれていたんで、実はシートの写真をロクに撮ってない_| ̄|○
なのでガゾーは帰りに座った右側一番前の分も混ざって貼っておきます。

さてさて、豪華なシートに座りますか。

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(25/9/05 SQ11)

このシート、座面以外はコノリー社のレザーだそうで、それと置いてある小さなクッションとヘッドレストのカバーはシルク製で、両方手触りがメチャメチャいい。
んで、目の前にはデカイスクリーン装備で、その下には荷物を置く事が出来ます。
前の席の背もたれにヒザが当たる?そんな事は無理無理、ってか精一杯足を伸ばしても前の席にゃ届かないよ。もちろん左右の巾も十分たっぷり、むしろ広すぎて両肘を肘掛に置くとくつろげないっす。
シート横、機体の壁に沿ってエンターテイメイントシステムのコントローラーが入っていたり、一部大理石になっていて飲み物を置くスペースがあったりします。あと物入れにはヘッドフォンが入っているけど、これもノイズリダクションの物でっせ。あと、スリッパも入ってますね。

12席あるシートは何と満席!
やっぱり年配の人が多く、みんな正しい服装をしてます。
日本人と思われるのは俺と、広い通路をはさんで隣の人だけ。ただその人とその後の席に座っている白人はどうやらパイロットらしい。安く乗れるんすかね。

エコノミーにいると感じる離陸前の何だか慌しい感じは微塵も感じられません。飲み物を持ってきてくれて、ゆっくりソファーに座って、庶民達が荷室に押し込められるのを待っているって感じですかね。

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(16/9/05 SQ12)

ファーストを担当するCAは2名。二人ともアジア系だけど日本語は出来ないみたい。しかーし、心配無用!さっき席まで案内してくれた日本人のCAはエコノミー担当らしいけど、「○○様、わたくし○○と申します。エコノミークラスに常務しておりますので、御用の際はお呼び下さい」とわざわざ挨拶に来ましたよ。
まぁ呼ぶ事は無かったですけどね。

さぁ、持ってきてもらったお茶でも飲みながら離陸の時を待つ事にします。
ってか酒飲めればイイのが飲めるんでしょうけどね。俺にゃ無理っす。

つづく

September 27, 2005

05/9/16-1 ファースト専用ラウンジ

今回の旅行の見所は、大きく2つ。
1つは前回書いたようにグランドキャニオンの谷底へのトレイルと、もう1つは何と言ってもファーストクラスへの搭乗☆
正規運賃が往復で百万円もする世界、そりゃ違いましたよ庶民とはね。

まず家から成田までは、今回もクルマで向かいいつものパーキングにクルマを預けました。
11日間で4400円で、行きはまだしも荷物満載になりそうな帰りの事を考えると、クルマが便利ですね。
心配してたシェベル君は、途中都内は渋滞でかなりヤヴァイ状況には陥りましたが、何とかたどり着きました。
それにしても渋滞にはまると電動ファンつけても水温の上昇は止まらない…
もっと安心して乗れるようにしなければねぇ。

空港へはかなり早めに着いたので、用意し忘れた物を買ったり茶シバいたりしてました。
今回もエアラインはSQ(シンガポール航空)で18:45成田発の12便。15時頃カウンターがオープンしたんで、早速チェックインを済ましてしまいます。
ハイ、こっからファーストクラスは違います。ファースト専用カウンターがあって、エコノミーに搭乗する庶民が列を作って順番が来るのを待っていますが、俺は待たずにすんなりチェックイーン!!

その後ファースト専用ラウンジへ移動♪
庶民がゲート横のイスに座って待っているのを尻目に、俺はエレベーターで4Fにあるラウンジへ。

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(16/9/05 NRT)

入り口入りチケットを見せると「○○様、お待ちしておりました」とな。まだ行くのが早かった為かラウンジ内は俺だけ。この隙にあちこち写真を撮りました。

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(16/9/05 NRT)

ラウンジ内には色々な飲み物と軽食やデザート・フルーツが置いてあって、好き勝手食べて良いようです。あとPCが6台あってネットを見る事が出来、新聞や雑誌なんかも置いてありますね。
そしてこのラウンジはビジネス・ファースト兼用だけど、一番奥にはファーストの人しか入れない部屋があり、よりゆったりしたイスに座って待つ事が出来ます。

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(16/9/05 NRT)

適当にネットを見てから、飲み物持ってファースト専用の部屋へ行くと数人の人が既にいました。しかし、さすがファーストクラスに乗る人達、身なりがちゃんとしてます。俺は古着の穴の開いたトレーナーと汚いジーンズ姿。数人にジロって見られたさ(^_^;)


まぁ気にせずくつろいでいたが、こことっても静かで快適快適。飲み物も飲み終わると、さぁっと片付けてくれます。狭いベンチに座って待っている庶民は大変ですねぇ。ホホホホッ(^。^)

そんなこんなで搭乗時間が近づくと「ご搭乗の準備が出来ました」と言われ、エレベータを降りゲートへ移動する事にしました。次ココに来れるのはいつの日になる事やら…ってか一生来れない?名残惜しくももっと楽しみな機内へ搭乗する事にしました。

そこに待ってる世界は…

つづく

ただいまです。

昨晩帰国しました…あ、違った。
また日本に出稼ぎに来る事になりました。
ヨロシク、日本人の方々。

今回は準備不足が懸念されましたが、結局大いに楽しんでこれました。
予定が流動的だった事も結果的にそれでよかったです。

というのも、この所まったくジムにも行かず運動をしてなかった所へ、グランドキャニオンのトレイルはあまりにハードで、翌日以降歩くのが辛くて辛くて…
わかっちゃいたんだけど、元々下り道は得意じゃなく、でも谷底へ行くんだからまず下りからじゃないですか。
谷底のロッジに着いた時点でヒザがもう痛くて。
そりゃ7時間も歩いてりゃねえ。
んで、翌日の登りは特に痛い左ヒザをかばいながら登って、結局9時間も歩いてました。
でも、それでも何とか登った事は大きな自信になりましたね。
詳しくは追ってアップしていきます。

そんなこんなで、その後はヒザの調子が悪くあまりトレイルを歩く事は出来そうもなかったんで、クルマで移動を楽しむ事にしました。
その日の夜モーテルに入ったら、地図を広げて翌日の行き先を考えるって感じですね。
あ、そうそうクルマは狙い通りマスタングのオープンだったし♪
ってかオープンカーはいい☆欲しいっすね。

ルートは、LAから入ってまず西のアリゾナ州にあるグランドキャニオンを目指し、グランドキャニオンではトレイルを楽しみ、その後はさらに西へ行ってコロラド川を渡ったら東へ行き、グランドキャニオンの対岸(ノースリム)へ行ってきました。
それから北西のユタ州に入って去年も行ったザイオンを軽く楽しみ、西のネバダ州のラスベガスに行って、さらに北西のカリフォルニア州デスバレー、北上してヨセミテ、その後カリフォルニア州の州都サクラメントの友人の所に行き、一気に南下してLAに戻ってきました。

兎に角今回はクルマで走った。
多分4000㎞近く走ったような気がします。
あと、シェベルのパーツを買った買った。
後で来る支払が怖いっす。。。

え~これから少しづつ更新頑張ります。

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September 16, 2005

05年 里帰り

いよいよ本日夕方の便で我が故郷に帰ります。

約1年間遠い異国の地 ニッポンに出稼ぎに来てた訳ですが、今年も帰れる事そしてお世話になった皆さんに感謝。

例年はきっちり準備をして行くのに比べ、今年のいい加減な事(^_^;)
まぁある程度分かってるんで何とはなるんだけどね。
しかし、折角行ったのに魅力的な所を見逃して後で後悔しそうで…

昨晩は荷物の準備が終わったのが夜中の2時頃、なんだか疲れました。
しかし精一杯楽しんできます。
んでしっかりココも更新しなければね。

ってか成田へはシェベル君で向かうんだけど、トラブル無いといいなぁ~
シェベル君!チミのパーツをきっちり買ってくるから今日は頑張るんだぞ!!

August 24, 2005

05年 レンタカー

航空券の次に用意しておかなきゃいけないのが、アメリカ国内での移動手段たるレンタカーです。
現地に行って飛び込みでクルマを確保する事も出来るけれど、必ずしも希望のクラスに乗れるとは限らないし、予約しておいた方が安心ですね。

レンタカー会社は昨年同様Hertzで借りる事にしました。
ここは確かフォードの資本が入ってるんでしたよね?なんでクルマはフォード系がメインですが、最近はGMやトヨタなど色々な会社のが入ってます。
規模は全米№1で営業所の数ももっとも多いので、万が一のトラブルの時に安心ですね。
そして、クルマは新車から6ヶ月しか使用しないらしくどれもピカピカです。
しかしその代わり料金は他に比べ高いですね。

ピカピカのクルマの為だけに高い料金を払うのはちょっと勿体無いけど、それ以外にメリットがあるので今回もHertzにしました。
それは前回の旅行記でも書いた#1ClubGoldという上級会員に入っているので、クルマの借り出し時にレンタカーのオフィスに行かず、自分の名前の出ているスペースに停めてあるクルマに直接行き、後はクルマに乗って敷地から出る時のゲートを通ればいいだけです。
それが通常の予約だと、オフィスで長い列に並んで手続きをしなければいけなく、以前alamoで借りた時は乗り出しまで1時間近くかかりました。
入国初日はその後の日程上なるべくLAから離れておいた方が楽なので、その1時間って貴重なんですよね。
あと本当かどうかわからないけど、上級会員にはより新しいクルマをあてがうらしいです。

という事でGold会員として予約しました。
空港借り出しで空港返却 9日間。
車種の指定は出来ないけど、新型マスタングのオープン狙いでコンバーチブルにしてみました。

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それと全日空のカードを持っていると10%OFFになるのでそれを使用し、レンタカーを借りるとマイルがもらえるのでそれはユナイテッドのマイレージへの貯蓄としました。
これらは全てネットで手続きが出来るので、全て英語の画面でもゆっくり進めれば余裕です。

後は当日空港でレンタカーのオフィス行きのバスに乗り、運転手に#1ClubGoldのカードを見せれば、自分の名前の出ているスペースに停まっているクルマに乗れば良いだけ。しかもエアコンが効くようエンジンもかかって待機しています。

希望通り新型マスタングだといいなぁ~

August 21, 2005

05年 航空券

向こうでの行動について全く決めてないけど、最低限用意しておかなくては始まらないのが航空券。

これはもうしっかりおさえてありますよ。
お気にのシンガポール航空で成田-LA間。
しかも何と☆ファーストクラス☆
ワッショイ!ワッショイ!ファースト ワッショイ!!ヽ(^。^)ノ
往復料金が今なら何と!驚きの100まんえ~ん!!
もう一回言っちゃおう。ひゃくまんえ~ん!!!
イャホォ~!

…え~っと興奮で取り乱してしまいました。

しかしそんな金などある訳ないし、大体あっても払わないっしょ。エコノミーで格安なら値上がり気味な今年でも7万円しないで行けるしね。
じゃあどうしたかと言うと、02年の旅行前に始めたユナイテッド航空のマイル貯蓄が日本-アメリカ往復ファーストと引き換えられる分 12万マイルに達成したんです。そう!今回はタダでファーストクラス御搭乗と相成りました。
イャホォ~!タダでファースト!!

もうね、今回の旅行はコレがメインでもいいかもっ♪
そうそう、ユナイテッドで貯めたのにシンガポールに乗れるのは前に紹介した通り、スターアライアンスっていう同じグループだからですね。調べてないけど同じグループ内の全日空にも乗れるのかもね。

色々調べてみると、何やらファーストクラスってスゲー所ですよ。
300人以上乗ってるジャンボジェットに12席しかないからね。まずチェックインから違う。庶民達が並んで荷物の検査やらカウンターに待ってるでしょ?ファーストは専用カウンターがあるから待つ必要ナシ!
んで、搭乗前の待合室も専用!フリードリンクで軽食もあって、航空会社によってはシャワーも完備らしい。
搭乗は庶民を待たせて先ず最初に機内に入れるでしょ。んで出発まで軽くシャンパンなんていただいちゃったりして、って俺酒飲めないけど…

席は各シートが1つづつ離れてて、液晶画面もビックサイズ。寝るときゃフルフラットですよ。それにファーストは機体の最前列にあってエンジンから一番遠いいんで、そりゃもう静かに安眠でしょ。
あと機内食ですね。そりゃもう庶民の食べるエサとは違いますから、我々は。ウワサによると庶民のエサはトレーに入ってるらしいけど、当然いい皿で出してもらわなきゃ。料理もフォアグラやキャビアなんて飛び道具が出てきちゃったりします。

んでLAXに到着したら最初に機外に出れて、荷物も最初に出てくるんで、庶民らがダーっと列を作る前に入国出来る訳ね。

モチ帰りもファーストで。

August 19, 2005

05年も行きます!

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02年 初海外 ラスベガス-グランドキャニオン-LA
03年 LA-ヨセミテ-デスバレー-ラスベガス-LA
04年 グランドサークル

02年の9月に初めての海外旅行でアメリカにひとりで行って以来、上記のように03年04年と毎年同時期にひとりアメリカ旅行を続けてきて、05年の今年も行く事になりました。
これで4年連続、でも来年以降はこのような旅行に行く事が難しくなる可能性もあり、今年が最後との覚悟を持って精一杯楽しんでこようと思ってます。

今年も日程はほぼ同じ、9月の16日から26日まで11日間です。いつも通りLAインのLAアウトなのも変わらず。
しかしもう出発まで1ヶ月を切っているのに、向こうでどこへ行くのかさっぱり決めてません。初めての時はこの時期には準備万端だったし、去年も少なくともおおよそのスケジュールは決めてあったのに比べてこのいい加減さ…
一応最後の旅行のつもりなんで、目的地を決めかねてるって事にしときましょ。まぁ最悪現地で決めるって事も出来るし、今まで行った所で見逃した場所に行くって手もあり、何とかなるっしょ。