(23/09/04 Zion)
空はもう明るくなってきているけれど、高い山に囲まれている為直接の太陽の光はまだまだ届かなくて外は寒いです。
ビジターセンターに行ってみると駐車場はまだガラガラで、センターすぐ脇のスペースにクルマを停める事が出来ました。水と昼食にする食料をカバンに入れて、先ずはビジターセンターで各トレイルの状況と天気予報を確認です。
大抵どこの公園もセンター内にホワイトボードがあって、そこに各情報が書いてあります。そして、さらに細かい事が知りたければ、レンジャーに質問する事が出来ます。たいして英語を理解出来ない俺にとって、彼らに話し掛ける事は躊躇してしまいがちですが、とっても親切に説明してくれるのでカタコトの英語でも何とかなるものです。ホワイトボードの情報によると、今日は全てのトレイルはオープンしているし、天気も数日晴れ続きの予報なので特に質問する事も無く、併設しているショップで各公園に来た時に買っている本を買ってセンターを出ました。
(23/09/04 Zion)
センターすぐ横に園内循環バスの停留所があり、丁度1台出発待ちのバスがあったのでこれに乗ります。出発してすぐ1つ目のバス停(博物館前)で止まった後、一般車が乗り入れ出来ないエリアに入っていきます。それまでも左右にそびえていた岩山が、一段と巾を狭めて迫っておりバスからじゃ頂上が見えなかったりします。バスは、この景観を作り出したVirgin川に沿って、途中いくつかのバス停に停まりながら進んでいきます。バスの中から外を眺めているだけでとても楽しめて、これから歩くトレイルは期待出来そうです。
つづく
入国6日目
だんだん帰国日が近づき憂鬱になったりします。
今朝ももちろん早起き。気合を入れて4時半に起きました。さっさと着替えて荷物をまとめて10分程でZionN.Pに向け出発です。外はまだ真っ暗でとっても寒いです。モーテルのオフィスはまだ開いてなかったので、部屋の鍵を指定のポストに入れてチェックアウト完了。
朝食は、モーテルの周りを見渡してもまだ開いてる店が無さそうだったので、公園まで行きながら探します。
Hurricaneの町を出ると道は一切の明かりが無く周囲は真っ暗で、自分のクルマのヘッドライトだけが頼りです。東京にいると外で真っ暗な状況って絶対無いのでなぜかちょっと嬉しいです。ためしに走ったままライトを消して見ると…う~ん走っているのか停まってるのかわからない。って危険なのでやめた方がいいです。すれ違うクルマは殆ど無く、ハイペースに走って20分でSpringdaleに到着しました。
先ずは朝食を取りたいが、まだどこの店も開いてません。行動開始が早すぎたようですね。仕方なく一番早くオープンしそうな店の前で30分位待ち朝食にありつきました。
本日のメニューはポークソテー☆ ええ、朝からです。で出てきたのが、日本じゃ見た事ないでっかい豚肉のカタマリ。ウマー(゚д゚)でした。
牛・豚問わず日本のペラペラな肉と違って、こっちの肉って厚みがあってジューシーで肉の味がして大好きです。どうも日本で肉の評価は『柔らかい=オイシイ』ただそれだけで、肝心の肉そのものの味について気にしてないと思いません?まぁそんなにいい肉食べた事無い訳ですが…
それに比べてアメリカの肉は噛み応え十分で、肉の味(血の味)がしてウマイと思います。俺っておかしいのかなぁ~
とっても満足でチップを置いて、公園のビジターセンターに向かいます。
画像が無いです。。。
今旅グランドサークルで最後に訪れる国立公園 ZionN.Pについてまとめます。
【住所】Zion N.P .Springdale .UT 84767
【入園料】20$/車
【面積】588k㎡
【ビジターセンター】園内を走るUT-9のSouth Entranceを入って直ぐ右側。8:00~17:00
またUT-9をさらに先へ行くとかつてビジターセンターだった建物を利用した博物館があります。9:30~16:30
【宿泊】宿泊施設は唯一Zion Lodgeがあるが、人気が高く予約は早めにする必要あり。園外だと南のゲートを出て直ぐの町Springdaleにホテルやモーテルがあります。がやっぱり観光地価格なので、節約するなら30分程クルマで走ったHurricaneは安くてオススメです。
【施設】Zion Lodgeにレストラン&カフェが併設。
【アプローチ】ラスベガスからはI-15を北東へ約120mile進みHurricaneでI-15を降り、後はUT-9を東へ25mile。約3時間掛かります。UT-9が園内を貫いており、南と東に入園ゲートがあります。
他の国立公園と同じ様にここZionも、太古の昔に海底でり土砂が堆積した地層が、その後隆起して作られています。そして園内を流れるVirgin川が長い間に地層を削っていき、今の形になったそうです。GrandCanyonと浸食の過程はほぼ同じでも、地層の違いや削る川の規模、気候によって現在の景観は全く違ってきています。
場所はUtah州南西の端に位置し、グランドサークルでまわる国立公園の中ではラスベガスから比較的近い事もあって行きやすい公園だと思います。
園内は見上げるとひっくり返ってしまいそうな位巨大な岩山と、豊かな自然に囲まれながら歩くトレイルが用意されており、ここでもトレイルを歩く事は必須です。
園内にはUT-9が通っておりこの道は別名Zion-Mt.carmel Highwayと呼ばれ素晴らしい景色を眺める事が出来ます。但し通り抜けるだけでも入園料を払う必要があります。
園内メインのエリアは、冬の間以外は環境保護と混雑緩和の為一般車両は通行禁止になっています。例外的にZion Lodgeの宿泊者は乗り入れる事が出来るが、あくまでロッジに行く為だけに許可されており途中停車する事は出来ません。
訪問者の足として園内を無料の循環バスが数分間隔で走っており、ビジターセンターの駐車場に停め、センターすぐ横にあるバス停から園内に入っていきます。この駐車場は昼前にはいっぱいになってしまう事が多いようです。少し先にある博物館の駐車場が空いている事もあるようなので、もしセンターの駐車場が満車ならチェックしてみましょう。また、公園ゲートを出て直ぐの町Springdaleには、町の端からビジターセンターまでの循環バスが走っているので、Springdaleに宿を取っているのであればバスで公園に向かうのもいいと思います。
園内を走るバスはセンター横も含め9箇所のバス停があり、主にトレイルヘッドがある場所に位置しています。バスは、一番奥『Temple of Shinawava』までVirgin川に沿った道を約45分かけてドライブします。もちろんこのバスに乗って景色を眺めるだけでも楽しむ事は出来るようですが、ここは他の公園と同じ様にトレイルを歩く方がより堪能出来ると思います。
数あるトレイルの中で最も有名なトレイルが、『The Narrows』というVirgin川の中を歩いて進むトレイルです。両脇に迫る巨大な岩の間を流れる川を上流へさかのぼっていきます。先はず~っと長く続いており、1日かかりのコースになっていますが大抵の人は行けそうな所まで行って戻ってきます。しかし、川が増水すると全く逃げ場がなくとても危険なので、必ずビジターセンターで天候を確認し雨が降りそうな時は絶対行ってはいけません。
俺の行ったのは04年9月ですが、特に暑くはなかったですが普段はやっぱり夏場は暑いようです。トレイルを歩く時は必ず水分は持っていきましょう。基本ですね。
また更新を怠り気味な訳ですが…
今回は初めて海外旅行に行った時の事について書いてみます。
ず-っと憧れていながら実現していなかったアメリカへの旅行。
02年の春頃、何気なく手にしたHISのパンフレットを見て具体的に考えてみようって事になりました。色々なツアーが用意されている中で特に目にとまったのが、ラスベガスで数日過ごした後、レンタカーを運転してLAまで移動し数日過ごすというものでした。
これを見てまず驚いたのがアメリカで運転が出来るって事、でもネットで調べるとレンタカーで旅する人のHPがたくさんあり、自分も是非挑戦してみようと思うようになりました。最初はHISの上記のツアーに参加程度でと思っていましたが、幸い休みを長く取れそうだしどうせ行くならと目的地を追加し、結局はツアーとは別で旅行する事にしました。なのでHISで予約したのは往復の航空券とラスベガスとLAでのホテルの予約のみ、レンタカーは自分でネットで予約し、あとの宿泊は現地調達としました。
初めての海外旅行、向こうでの移動は全てクルマ、途中の宿泊はモーテルを現地調達、そして何より1人で行くという事で周囲からは無謀だとか言われても、当時の自分にはアメリカに行く事があまりに現実離れしている事だからか全く余裕だと感じていました。でも、出発日が近づくにつれ緊張感は増していき、成田の出国手続きで早くもピークを向かえ、挙動不審な男1人がユナイテッドの飛行機に乗り込んでいきました。当然そんな状況は長続きする事は無く、アメリカに到着する前に吹っ切れたからかその後は余裕を取り戻し、結局何のトラブルも無く旅を進める事が出来ました。しかしLAでラスベガス行きの飛行機に乗り換えはどこに行けばいいのか全然わからず、フラフラしてたら偶然見つける事が出来たし、レンタカーで予約しているホテルまでの道も適当に走っていたら到着したりと、今にして思えばよく出来たと不思議に思います。
この旅で特に印象的だったのが、さすがクルマ社会なだけあってとっても快適なクルマの環境が整っている事とグランドキャニオンの馬鹿でかさでした。そして、拙い英語で質問してもとっても親切に教えてくれる事アメリカ人の優しさにもビックリしました。英会話なんてまともに勉強した事ない俺にとって、英語を喋るのってなぜか恥ずかしいと思ってしまうけど、そこは俺1人で何とかしなければいけないので単語を並べて必死に意思を伝え、それでも何とかなる事を知りました。
まっすぐな道を走ったり、でっかいスーパーで買い物したり、スカイダイビングもしたり、楽しい旅はあっという間に終わってしまい、絶対また戻ってくる事を誓って帰国の飛行機に乗りました。(02年の旅行記はいつかはアップしたいと思ってます。)
以来夏休みとして3年連続でアメリカに行く事が出来、それまで遠かったアメリカがとっても身近な国に感じるようになりました。もちろん今年も行こうと思っています。
いつかは実現したいと考えている事は、クルマでアメリカ横断する事とモーターホームを借りて旅する事ですね。もっと言うと、向こうで生活したいです。
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