March 30, 2005

右側通行

今回はアメリカでの運転についてです。

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俺が初めてアメリカでレンタカーを運転するとなった時に一番不安だったのは、何と言っても右側通行に対処出来るのか?という事でした。

真っ直ぐ走る分にはそれほど違和感は無いですが、交差点を曲がる時が問題です。
かつて教習所に通っていた頃、交差点を曲がった先で左右どっちの車線に入っていいか一瞬でも迷った事ありません?俺はありましたし、一度だけ間違えた事もありました。
でも、それからはすっかり左側通行が染み付いて、特に意識はしないで曲がってましたが、右側通行となるとその染み付いた規則と違ってくるのでタイヘンです。

左側通行では右折は大回り、左折は小回りですね。
右側通行では右折が小回り、左折が大回りと逆になります。

単純な事だけど、果たして運転しながら判断出来るのか?すごく不安でした。
なので、初めてのアメリカでレンタカーに乗り込んで先ず最初に、『小回り』と書いたポストイットを前の窓の右の方に、『大回り』と書いたものを左の方に貼り、とっさの時にも読めるようにしました。

さらに『右は小回り、左は大回り』と呪文のように唱えながら、恐る恐るレンタカー会社の敷地からチェックアウトして外を走ってみるけど、初めての国で他にも気になる事とかいっぱいあってすぐにどっちだかわからなくなり、ポストイットも見てる余裕が無くなりました。。。しかし、何とか前のクルマについて5分も走ってみるとある事に気付いたんです。

当時の俺は日本では右ハンドルのクルマに乗っていました。でその時乗っていたレンタカーは当然左ハンドル。
左側通行を右ハンドル車で運転するのと右側通行を左ハンドル車で運転するのは、ある1つの共通したルールに則っているのです。

【 ドライバーは常に中央分離帯側 】って事です。

気付いた時は俺は天才か?と思いましたね。『右折の時は…、左折の時は…』って憶えるより、何しろたった1つの事だけを気にしていればいいんですから。色々なガイドブックとかを見てもこのルールはどこにも載っていなかったんですが、多分運転された皆さん気づいてるんでしょうね。
とにかくこの事に気付いてからは初日から断然余裕が出たし、次の日以降も毎朝運転前に思い出せば迷う事は無かったです。

翌年もアメリカに行った時には、日本でも左ハンドル車に乗っていたので多少の違和感はありましたが、迷う事はありません。

これから行こうと思っている方、ぜひこのルールを憶えて行って下さい。

March 29, 2005

9/23(木)-11 今日のホテルは?

靴が濡れたままバス停に向かって歩きます。濡れた靴は足がぬちゃぬちゃして気持ち悪いっす。。。
ゆっくり歩いてバス停に到着し、早速バスに乗り込み駐車場に戻ります。回りの景色はとっても素晴しいのに、疲れているのか途中でウトウト寝てしまいました。約40分でクルマを停めた駐車場に着き、何はともあれ先ずは靴を履き替えました。乾いた靴ってスバラシイです♪

ここZion.N.Pでは今日見た所以外にも魅力的な所はいっぱいありますが、今日は十分満足でお腹いっぱいだったので、あとは次来る時の楽しみに残す事にして、今日の宿泊地に向けて出発です。

ナビにはとりあえず同じUtah州でここから約30mileのSt.Georgeをセットし、走りながら状況を見て今日の宿泊地を決める事にします。しかしここ数日長距離を運転する事が当たり前になっちゃっていて、St.Georgeは思いのほか近くて全然走り足りない内に到着しちゃったので、今日の内にLasVegasまで行っちゃう事にします。

Zion.N.PからLasVegasまで約158mile。主なルートはI-15を南に向かって走りますが、進むに従い交通量が増えてきます。それと先には砂漠の真ん中に広がるLasVegasが見えてきました。時間はもう6時前で暗くなってきたので、町の明かりがキラキラ光って綺麗です。

LasVegasへは今回で3回目の訪問で、地理は把握出来ています。別にどこに泊まっても良かったけど、何となく展望タワーで有名なStratosphere(ストラトスフィア)にする事にしました。LasVegasのホテルはどこもでっかいので、駐車場にクルマを停めてカウンターで手続きをするだけでも大変です。やっと手続きを済ませてから駐車場に荷物を取りに戻って、さらに沢山歩いて部屋に行ったらもうヘトヘトです。。。

暫く休憩して、夕飯を食べに出かけます。夕飯は2年前にも行ったParisというホテルのバフェにしました。バフェっていうのは各ホテルにあるビュッフェ?、要はバイキング式のレストランですね。色々な物が好きなだけ食べる事が出来るのでLasVegasではバフェの利用がオススメです。
1人なので黙々と食事して、それから向かいにあるBELLAGIOの噴水ショーを見ました。俺はあまりショー的なものって好きじゃないけど、この噴水ショーはとってもお気に入りです。ホテル前の人口の池で行われる無料のショーで、15分に1回行われます。昼間もやっているが、これは絶対暗くなってから見るべきです。と言うより昼間にやる必要は無いとまで言ってもいいと思います。行かれる方は是非是非夜に見てください。
2回分の噴水ショーを見てホテルに戻って寝ました。

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(23/09/04 BELLAGIO .LasVegas)

《23/09/04 Hurricane-LasVegas 170.6mile》

March 27, 2005

9/23(木)-10 ナローズ4

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(23/09/04 Narrows .Zion)

目の前に見えるのは、自分の立っている川と両脇にあるず~っと上まで続いている岩壁、あと上を見てもその壁と壁の間から見える空だけで、何か独特の雰囲気があり鳥肌がたってきました。スタートからほんの300m位進んだ所なのにもうこれです。Narrows 早くもオススメトレイルになりました。

川に入ってから日本人の女の子2人組を抜かしましたが、彼女達はここまではこないで折り返しちゃったみたいです。たいした距離じゃないのに勿体無いです。最低でもここまでは来る事をオススメしますね。

しかし川幅が狭くなるという事は水深の深い所が多くなる訳で、注意してルートを選ばないと深みにはまってしまうので気をつけて進みます。上の画像の所を過ぎると少し幅は広くなり、小さな陸地があったりします。

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(23/09/04 Narrows .Zion)

やっぱり水に足をつけていると冷えてくるようで、しかも両脇は高い山で太陽の光が届かないので、何だか寒いし人がいなく不安になってきました。
Narrowsは先はずっと続いており特にゴールがある訳でもなく、行く人は一日がかりで往復するらしいです。先に行くほど水深も深くなりずっと先では泳いで進む所もあるようです。なのでここらで折り返し帰る事にしました。

つづく

March 21, 2005

9/23(木)-9 ナローズ 3

到着した川原では多くの人が座って休んでいて、子供は川に入って遊んでいます。
でも『Narrows』はいよいよここからがスタートです。といっても道がある訳では無く、Virgin川の中に入って上流にさかのぼっていきます。

周りを見渡すとそこらに杖に丁度良い木の棒が落ちているので、なるべくまっすぐで握りやすい棒をチョイスして川に入ります。
しかし水が冷たい(>_<) 数m進んだ所でこらえきれず浅瀬に飛び出た岩の上で休憩しました。
こんなんで先にすすめるのか?ダメかもって思いながら、とりあえずあと10m位ガマンして進もうと水に足をつけると、先程までの頭に抜ける冷たさはなぜかすっかり無くなり、普通に歩けるようになりました。

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(23/09/04 Narrows .Zion)

下の石は、事前調査の通りとっても滑りやすく、またとっても不安定で油断するとこけそうになります。また、場所によっては水の勢いが強くバランスを崩しそうになります。
でもそんな時の為に杖代わりの棒を持ってきて良かったです。これから行く方、オススメです。

それにしても、川の中を歩くのは楽しい!!バシャバシャ夢中で歩いて行きます。

スタートして暫くは川の左右に僅かに陸地があったけど、先に進むにつれ両脇の岩山が左右に迫ってきて、ある所からは完全に山の壁の間に川があるだけになりました。

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(23/09/04 Narrows .Zion)

つづく

March 19, 2005

オイラのシェベル☆

本当に買ったのか?という各方面からの疑惑があった訳ですが、シェベルは無事納車されました。
手元に来た事が嬉しくて、とにかくちょっとでも運転したかったけど仕事が忙しかった為、帰宅してから乗るって事が出来なかったので、今週はとっても長い一週間でした。
でも昨晩たまらず夜中に軽めのドライブに行き、今日は初めての洗車後1日乗り回しました。

ここでオイラのシェベルを紹介です。

1967年式 Chevrolet Chevelle (シボレー シェベル)

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2ドアハードトップでボディカラーの元色は赤だったようですが、現在は黒です。

エンジンは…350cid(約5700cc)か327cid(約5400cc)のV8。
今はまだどっちだか分かってません。新車当時350cidは設定されていないので、327cidの可能性が高いのですが、ミッションが載せかえられている為、エンジンも350cidになっている事も考えられるようです。
どちらにせよやる気なエンジンでは無く、いたって普通な感じで調子は良いです。

ミッションは前述の通り載せ替えられています。
新車当時はパワーグライドと言う2速のオートマが設定されていたけれど、今はTH-350という3速オートマになっています。現在一般的な4速オートマに比べるとオーバードライブが無く、高速巡航は辛そうですが、町乗りではシフトショックが大きい以外いたって普通のオートマです。

内装は特にお気に入りのポイントで、シート・ドア内張り・天井などが赤です。
前席はフカフカのベンチシートで、オートマのシフターがコラムシフトになっている為、全席3人後席3人の6人乗りになっています。
現在天井内張りが垂れていて、ガムテで応急処置をしてありますが新品天井は入手済みなので近々張り替える予定。
オーディオは何もついてなくスピーカーもありません。ラジオだけでもつけて、iPodとFMトランスミッターで音楽を聴きたいですね。
一応エアコンは後付でついてますが効くのかは???明日確かめてみます。

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この後ろ姿は特にカッコいいなぁ~。
長いトランクと盛り上がったリアフェンダー、それにリアピラーの処理が最高です♪

March 14, 2005

9/23(木)-8 ナローズ 2

今日2度目の園内奥へのバスに乗り、約20分で終点『Temple of Shinawava』に到着しました。
途中で乗り降りする人達もいますが、やっぱりこの終点で降りる人が多いです。中にはそのままバスに乗り続け、バスの中からの見学だけで済ます人もいます。

バス停から『Narrows』までは『Riverside walk』を歩いて進みますが、その入り口にも『Narrows』を歩く時は天候に注意する旨の看板がありました。今朝ビジターセンターで確認した天候は数日間晴れ続きですし、実際空を見上げても全く心配が無い青空なので、今日は大丈夫でしょう。

『Riverside walk』は殆どアップダウンが無く車椅子でも楽しめる舗装された道で、Virgin川沿いに歩く散歩程度のトレイルです。この公園でもっとも軽いトレイルの為か、子供から年寄りまで歩く人がとっても多く、彼らのペースに付き合うのは時間が勿体無いのでどんどん抜かしていきます。
いつもの事ですが、俺はアメリカにいるとなぜか異常にパワフルになります。さっきあんなヘビーな山登ってきたのに、まだまだ疲れ知らずでヤル気満々ですし。朝から肉食べてるからでしょうか?

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(23/09/04 Riverside walk .Zion)

超ハイペースの早足で、通常30分近くかかる道のりをほぼ半分の時間で歩き、Virgin川の川原に到達しました。

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(23/09/04 Narrows .Zion)


つづく

March 13, 2005

9/23(木)-7 ナローズ 1

続いて向かうトレイルはここZionN.Pを代表する『Narrows』という川の中を歩くトレイルです。

事前調査によると、川底はコケでとても滑りやすくなっていて、裸足では危険なのでぬれてもいい靴を履いて歩いた方が良いとの事でした。なので、もう捨てようと思っていたソールが取れかけのボロ靴を修理して、日本から遠くアメリカまで持ってきたのです。それとズボンも今履いているジーンズではぬれてしまうので、膝丈のズボンに履き替えます。それらはクルマに置いてあるので、まずはバスに乗ってビジターセンターを目指します。

駐車場に着いてみると、今朝ガラガラだったのがビジターセンター近くはほぼ満車です。やっぱり早起きは得ですね、何せ駐車場はデカくはじっこに停めると沢山歩く事になりますんで。
早速クルマに戻りズボンと靴を履き替え、バックも小さいものに替える事に。それと、もし転んだ時の事を考え、デジカメやパスポートなどぬれてはまずい物はジプロックにいれてカバンにしまいました。

準備が済んだらさっさとバスに乗ります。時間が勿体無いですからね。
向かうバス停は公園一番奥の『Temple of Sinawava』です。さすがこの時間になるとバスに乗る人もいっぱいでほぼ満車になります。でも次々にバスは来るので1台待てば座れます。

朝乗った時より陽が当ってて、景色がとってもいいです。

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(23/09/04 Zion museum .Zion)

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(23/09/04 Zion)

つづく

March 12, 2005

9/23(木)-6 エンジェルス ランディング4

では山頂の景色をお楽しみ下さい。

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(23/09/04 Angels Landing .Zion)

360°View

YosemiteN.Pに似てるなんて思ってましたが、左右に山が連なっている所を見るとここZionN.Pの方が男性的で何か神々しい雰囲気を感じますね。
下から見ると高く見えた『AngelsLanding』も頂上に立ってみると、廻りの山々に囲まれてずいぶん低い山だという事がわかります。

この北側にある『Observation Point』の方が標高は高いのですが、ここの眺めもとても素晴らしいです。それに何と言ってもあの狭い尾根をここまで登ってきたという達成感が味わえます。

山頂には20人位の人がいて、中には昼寝してる人や食事している人がいます。そりゃこんな所で昼寝なんて最高ですね。
それと驚いたのが沢山のリスがいる事です。ここを訪れる人達がエサを与えてしまっていたからか、リス達は全く警戒心なく足元をうろちょろしていて野生のかけらもないです。折角の絶景も、何か悲しいものを感じてしまいました。

暫く座って楽しみたかったのですが、荷物を下に置いてきてしまったのであまり落ち着けず、早々と下山を始めました。
しかし…登りより下りの方が断然怖いです(-_-;)
そのまま真下に落ちちゃいそうで。。。

何とか厳しいセクションを抜け、荷物も無事そのまま置いてありました。
ちょっと休憩して、バス停に戻る事にします。帰りも行きと同じ道であのスイッチバックも下っていきますが、途中でヒザがガクガクになってきます。

やっとバス停に着くとまだ昼頃だったので、楽しみにしていたもう1つのトレイルに行く事にします。しかし、その為の荷物はクルマに置いてあるので、駐車場に戻る事にします。

つづく

March 11, 2005

イケてる旅行サイト

ZZYZXさんのアメリカ旅行記

グランドキャニオンやデスバレーなどを綺麗な写真と一緒に紹介してます。
特にRoute66沿いとかの何でもない風景がたまんないです。

あ~俺も行きたくなってきた。

March 09, 2005

Happy birthday to オレオレ

別にめでたかぁないですが、今日は俺の誕生日。
昨日友人からメールが来てやっと気付く位ですから、今日もいたってフツーの1日です。何か予定がある訳でもないですし。そうそうこうやってblog更新してる位ですから。

しかし、今年の誕生日はチト違う。素晴らしいプレセントがあるんです♪、ってか今こじつけました。

それはク・ル・マ☆

今乗っているクルマは、一昨年5月に買った1992年 シボレーカマロ Z28。

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アメ車と言えば、壊れやすくて燃費が悪いっていうイメージが定着してますよね。俺も乗る前はそう思っていましたよ。
でもこのカマロはガキンチョの頃に憧れていたクルマだし、それが今では手に入れる事の出来る値段になっているって事で、「苦労は買ってでも…」って覚悟で買いました。ええ、周囲からも色々言われました。

ところが、俺のカマロがとっても程度が良かった事もあってか殆どトラブルは無く、5700ccのV8エンジンの図太いトルクにすっかり魅了されちゃいました。
トルクフルなエンジンで常に余裕を持って走っているので、走り方もおおらかになりましたしね。

そしてアメ車にハマってしまうと、より古いアメ車が欲しくなってしまうという病気があるようで、
俺もその病気にかかってしまいました。それに元々このカマロを買う時にもっと古いアメ車をとも考えていましたが、初心者にはつらいだろうと思い、勉強の意味もあって92年のカマロにしたんです。なのでこの病気も自然な流れで、つい数ヶ月前から本格的に探し始める事になりました。
ネットで探したり個人売買のクルマを見せてもらったりしている中で、遂にとある店で見つけてしまいました。

それは、1967年 シボレー シェベル です。

cheve.jpg
(画像は自分のではないです)

所々サビは見られますが、全体的にとっても綺麗でとても38年前のクルマとは思えません。
それに赤でベンチシートの内装が気に入ってしまい、予算オーバーでしたがたまらず決めちゃいました。
現車は今月20日納車でまだ手元に無いですが、楽しみでしょーがないです。

でも新しいクルマが来ると言う事はカマロがドナドナされてしまう事。カマロもとてもお気に入りなので、こっちと分かれるのも寂しいという複雑な心境です。
あ~広いガレージが欲しいです。

March 08, 2005

9/23(木)-5 エンジェルス ランディング3

さてさて、これからが『AngelsLanding』のトレイルのメインになります。
ここから頂上まではまっすぐ尾根伝いに登って行くのですが、その尾根の幅が狭いです。

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(23/09/04 Angels Landing .Zion)

さすがにこれを目の当たりにするとちょっと怖くなってきたので、休憩も兼ねて先を進んでいる人達を暫く観察する事にしました。先の道は、大きな段差や急な坂(ってか崖!?)はあるし、鎖につかまってよじ登らなきゃいけない所あったりでかなりハードそうです。

それにしても登っている人の殆どが、荷物を持たず手ぶらで登っています。改めて自分の周囲を見渡すと、そこここに荷物が置いてあります。みんなここに置いて山頂に向かっているんですね。
俺の場合、パスポートやカードなど全財産を持っているので、ここに置いていく事はとっても心配ですが、荷物を持っていると明らかに苦労しそうなのでパスポートだけ持ってあとは置いていく事にしました。
※これから行く方は、ウエストバック程度のバックを用意して、貴重品だけを持って登れるようにしておく事をオススメします。

去年ヨセミテのハーフドームを登る時に使った手袋をして、いよいよ山頂に向け出発です。気分は、エベレストで最後のキャンプから山頂に向かうアタック隊です。

出発して直ぐ左側が崖で鎖につかまって進んで行きます。降りてくる人もいるのでお互い譲りあいます。その後は左右の幅がメチャメチャ狭い所です。

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(23/09/04 Angels Landing .Zion)

↑の木の生えている所左右は直ぐ崖になっていて、普通に歩くだけでもスリル満点。

IMGP1109.jpg
(23/09/04 Angels Landing .Zion)

その後も鎖をよじ登ったり、大きな段差を乗り越えたり想像していた通りハードなトレイルです。滑り止めの手袋を持ってきたのは正解でした。足で支える事が出来なく、手でつかんだ鎖が支えになるセクションもあり、万が一手を滑らせるとお終いってなってしまいますんで。そんな所なんで写真もあまり撮る余裕がなかったです。

途中で白人のおばちゃん2人組に追いつき、会話をし手を貸してあげたりしながら登っていきました。
って言っても英語はあまり喋れないので、たいした事は喋ってません。「そこに足かけた方がいいんじゃない?」とか「スゲー景色だね」とかそんな感じ。

腕も足もつらくなってきましたが、だんだん勾配が緩くなって遂に山頂に到着です。

つづく

March 06, 2005

9/23(木)-4 エンジェルス ランディング2

暫し休憩の後、歩き出します。
休憩している間に数人に抜かれ、下を見るとさらに登ってくる人がいます。俺がひとりぼっちだったのはたまたまなんですね。しかし向こうの人達はとってもタフで歩くペースも速いのであっという間に抜かれちゃいます。道の勾配はとっても急なので歩幅を小さくとって、彼らのペースに惑わされずゆっくり登っていきます。ここがこのトレイル序盤でキツイ所ですね。

右にVirgin川を見ながらトレイルを登ってきましたが、ここからはAngelsLandingと隣の山の間の谷を進みます。周囲は見渡せないので景色は楽しめませんが、道の勾配緩くラクチンです。
しかし、この後が…大変です。。。
さすがのタフな向こうの人達も上を見上げて呆れてます。

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(23/09/04 Angels Landing .Zion)

どうです?このスイッチバック!そりゃもうスイッチバックっぷりは世界一でしょ。
このセクションは本当キツイです。勾配が急なんで目線が下になって登っていきますが、「もうずいぶん折り返したなぁ」なんて上を見上げるとまだ半分も登ってなかったりで…
とにかく歩幅を小さく一歩一歩ゆっくり進んでいき、やっとこ登り切りました。

たまらず休憩。太陽が高く昇ってきた事もあって暑い暑い。さらに1枚服を脱いで水分補給です。
まだ幅は広いですが、ここはもう尾根の上で両脇は垂直に切り立った断崖です。トレイルの脇に行ってみると

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(23/09/04 Angels Landing .Zion)

こんな感じです。画像右上にはバス停がありますが、とってもちっこいです。
んで、俺のいる所は

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(23/09/04 Angels Landing .Zion)

↑のオッサンがいる所です。誤って落ちれば450m下まで真っ逆さま。
450mって東京タワーの先端より120mも高いんですよね。もうスケールが違いすぎます。

つづく

March 02, 2005

9/23(木)-3 エンジェルス ランディング1

このZionN.Pに訪問の一番の目的が、『AngelsLanding』と言う山を登るトレイルを歩く事でした。

この「天使が舞い降りる所」という何ともたいそうな名前の山は、何が凄いって山のカタチ。それと頂上に登るトレイルです。どう凄いのかと言うと山自体がとっても平べったいんです。元々は普通の形だったのでしょうが、Virgin川により左右を削り取られてしまったようです。

トレイルヘッドから頂上までの高さは約450mとこの公園の他の山と比べるとそれほど高くはないのですが、トレイル途中から幅十数m程しかない山の尾根伝いに歩く事になり、トレイルのすぐ隣は450m下まで続く断崖絶壁で、もし足を滑らせればそのまま崖下まで落下とスリル満点です。高所恐怖症の人には絶対無理、高い所が好きなおバカな俺には相当楽しそうなトレイルです。距離は8㎞、時間にして4時間かかります。

何はともあれ今日は朝からこのトレイルを歩くつもりでバスに乗りました。数ヶ所の停留所の後、左前方にはいよいよこの『AngelsLanding』が見えてきて、次がトレイルヘッドのあるバス停『TheGrotto』である事をバスの運転手が早口でアナウンスしました。
この乗っているバスは2両編成になっており、今は前後あわせて50人位の人が乗ってますが、このバス停で降りたのは俺1人…やっぱりあんなトレイル歩く人いないのか?かなり不安にです。

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(23/09/04 The Grotto .Zion)

でもまぁZionN.Pへはこの為に来た訳だし、トレイルを歩き始めます。ここからみる山は迫力があって何だかかっこいいです。
出発して直ぐVirgin川の橋を渡って右に曲がります。あとは一本道でペースを考えながら進んでいきます。
暫くは川沿いの平坦な道続きますが、川から離れるとだんだん勾配のある道になってきました。しかし、ここから見てもあの尾根までどうやって登っていくのかわかりません。
しかも相変わらず周囲に人は居ません…

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(23/09/04 Angels Landing .Zion)

さらに進んでいくと隣の山の岩壁の真下まで来て、スイッチバックで急勾配な坂を登っていく事になりました。少し登った所で熱くなってきたので、服を一枚脱ぎ休憩する事にしました。既にここからの眺めも良く、道の脇に座って水分を摂りながら暫く休憩していると、下から人が登ってきました。誰もいなく不安だったけど、これで安心して登れます。

つづく